「大黒島 (厚岸町)」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Gamera1123 (会話 | 投稿記録) m →自然 |
Gamera1123 (会話 | 投稿記録) m →自然 |
||
21行目:
[[オオセグロカモメ]]など北方系の海鳥の大繁殖地であり、国内で現存する数少ない[[ウミウ]]や[[ウトウ]]の繁殖地の一つでもある。とりわけ数十万羽が棲息する[[コシジロウミツバメ]]にいたっては日本唯一の繁殖地であることから、[[1951年]]([[昭和]]26年)[[6月9日]]に「大黒島海鳥繁殖地」として国の[[天然記念物]]に指定され、[[1972年]](昭和47年)[[11月1日]]に国指定大黒島[[鳥獣保護区]](集団繁殖地)に指定されている(面積107ヘクタール、全域が特別保護地区)。また、現在では稀だが[[エトピリカ]]や[[ケイマフリ]]などの貴重な鳥類もかつては少数繁殖していた<ref>『国指定大黒島鳥獣保護区 指定計画書 (案)』 [[環境省]] 2014年6月18日閲覧</ref>。島で確認された鳥類は59種を数え、[[チシマウガラス]]、[[オジロワシ]]、[[オオタカ]]、[[ハヤブサ]]、[[ウミガラス]]などの国内[[希少野生動植物種]]も棲息が確認され、オジロワシの繁殖も行われている。東梅には厚岸水鳥観察館が設立されている。
哺乳類では[[エゾヤチネズミ]]が棲息する。海岸は100頭を超える[[ゼニガタアザラシ]]の繁殖地としても知られ、[[ゴマフアザラシ]]や[[トド]]も現れるほか、厚岸湾では[[ラッコ]]の確認例もある<ref>[http://www.biodic.go.jp/moni1000/findings/newsflash/pdf/amamoba_h24_5.pdf. 2010年度 沿岸域(アマモ場)] モニタリングサイト1000 - 生物多様性センター 2014年6月18日</ref>。ラッコもかつてこの地に豊富に存在していた事は歴史的に示唆されている<ref>[http://www.akkeshi-town.jp/rekishibunka/rekishi 厚岸町の歴史] 厚岸町 ホームページ 2014年6月18日閲覧</ref>。[[ニホンアシカ]]や[[ニホンカワウソ]]もかつては棲息していたと思われ、平成9年には[[別寒牛川]]にてカワウソらしき動物を見たとの報告もある。<ref>北海道ニホンカワウソを探す会</ref>
[[鯨類]]では[[シャチ]]や[[イルカ]]類が沖を通過し、[[ミンククジラ]]や[[マッコウクジラ]]、[[ネズミイルカ]]などが漂着する事もある。[[セミクジラ]]が1960年代までは見られており<ref>Brownell RL Jr., Clapham PJ, 宮下富夫, [[粕谷俊雄]] 2001. [Conservation status of North Pacific right whales http://www.sfcelticmusic.com/js/RTWHALES/sciliterature.htm]. J. Cetacean Res. Manage. (special issue 2): 269–286. James E. Scarff. Selective Bibliography of Scientific Literature on the North Pacific Right Whale (Eubalaena japonica). 2014年6月18日閲覧</ref>、このようにかつては大型の鯨類もよく見られたと思われる。
|