「アイドリング」の版間の差分

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[[コンピュータ]][[システム]]のアイドリングは、動作状態の1つで、すぐに実行可能(READY)状態になることが可能な待機状態である。
 
かつては、[['''アイドル''']][[状態]]は無駄、損失でしかなく、[[CPU]]時間が100%に近い([[性能]]を限界いっぱいまで使い切る)システムが最良であると考えられていたが、コンピュータシステムの[[コストパフォーマンス|価格性能比]]が向上している今日では、[[並列化]]などにより[[ピーク]]時性能を維持しつつ、[[熱|発熱]]を抑えるという意図を持って、使われていない箇所をアイドル状態にするといった設計も採用されている。たとえば、[[マルチコア]]の[[マイクロプロセッサ]]において、負荷が軽い時には一部のコアの通電を切るなどの手法が採用されることがある。また、[[プリンタ]]を通電状態に置きつつ動作を停止させ、復帰時に暖機運転を行うものも同様である。
 
CPUのアイドリングは、CPUの動作を停止させた上で、[[主記憶装置|メモリ]]の内容は保持しておき、何らかのトリガによって早急に実行可能状態に遷移することが出来る状態を指す。動作時よりも停止時の方が[[消費電力]]がはるかに小さいため(ゼロにはならない)、継続して行われるべき[[処理]]が不要であり、かつ時間的なロスよりも消費電力のロスの方がより大きな問題になる場合、意図してこの状態に置く場合がある。
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また、「ピーク時性能」と「平均応答時間」のいずれが重視されるべきかということは、通信の目的によって異なるため、ネットワーク設計において重要な検討事項となっている。
たとえば、[[DTP]]などのように、限られた相手との間で大きなサイズのファイルの遣り取りを行う場合にはピーク時性能が高くなるよう設計し、受発注システムなどのように、確実な応答が期待される場合には応答時間に余裕を持たせるよう設計するあくまで一例、当該分野であっても単純にそのまま適用されるわけではないので注意
いずれにせよ、必要とされている時にアイドリングが多発する理論値では余裕があるはずなのに実効値が低いような状態は無駄が多いということであり、ネットワークの設計を見直す必要がある。
 
== 一般作業工程 ==