「電極」の版間の差分
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== 極性の定義 ==
[[電気化学]](電気分解)や[[ダイオード]](真空管(二極管)、半導体素子)では、外部[[回路]]から[[電流]]が流入する(外部回路に[[電子]]が流出する)電極を[[アノード]]
電気化学(電気分解
(溶液から負電荷('''アニオン''')が集まる方がアノードで、正電荷('''カチオン''')が集まる方がカソードである。)
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アノード、カソードの語は[[ファラデー]]により命名され、[[ギリシャ語]]で上り口を意味する'anodos'と下り口を意味する'cathodos'に由来する。
一方
▲正極/負極とアノード/カソードは,電池と電気分解では対応が逆になる。
となる。これは
'''陽極
▲* 電気分解の場合([「二次電池」]の充電の場合)
▲** 正極 = アノード,負極 = カソード
▲* 電池の場合([「二次電池」]の放電の場合)
▲** 正極 = カソード,負極 = アノード
▲となる。これは,電気分解の時には正極へ電流が流れ込み,電池(の放電)では正極から電流が流れ出すことに対応する。例えば,二次電池である鉛蓄電池のPbO<sub>2</sub>極は,充電時も放電時も正極であるが,充電時は電流が流れ込むアノードで酸化され,放電時は電流が流れ出すカソードで還元される。
▲'''陽極,陰極'''の用語は,電流の方向(酸化・還元の方向)による('''アノード,カソード'''の直訳)とする流儀と,電位の高低による流儀があり,混乱している。これに対して,'''正極'''(せいきょく,positive electrode),'''負極'''(ふきょく,negative electrode)の用語は,電位の高い/低いの区別として定着している。高校化学では,電池の場合「正極・負極」,電気分解の場合「陽極・陰極」と呼んでいる。
== 半導体素子 ==
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* [[水晶振動子]]、[[圧電素子]]など : 2個の電極
==
* '''アノード
** 電子が奪われ、[[酸化]]反応が起こる。電位の高い'''正極'''になる。
* '''カソード
** 電子が供給され、[[還元]]反応が起こる。電位が低い'''負極'''になる。
==
* '''正極'''
** [[電池]]へ電子が供給され
* '''負極'''
** [[電池]]の電子が奪われ
なお
* 前者の流儀
となり
▲後者の流儀:正極=カソード=陽極,負極=アノード=陰極,
▲となり,陰極・陽極が逆になる。混乱を避けるため,電池に対しては陽極・陰極を使わない方が良い。電気分解に対しても,正極・負極,アノード・カソードの用語だけを用い,陽極・陰極の用語を使わない流儀もある。
== 標準電極 ==
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* [[基準電極#カロメル電極|カロメル電極]]
== 脚注 ==▼
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{{Reflist}}
[[Category:電気|てんきよく]]
[[Category:電気化学|てんきよく]]
▲== 脚注 ==
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