「観光情報」の版間の差分

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'''観光情報'''(かんこうじょうほう)は、一般的に[[観光]]に関する[[情報]]、ないしは、観光を行なう(ないし、行なおうとする)人間が必要とする情報<ref>{{Cite web|publisher=倉田陽平|author=倉田陽平|url=http://www.comp.tmu.ac.jp/kurata/class/tinfo2013-8.pdf|format=PDF|title=観光における情報デザイン|page=7|accessdate=2014年6月16日|quote=観光情報とは何か? 観光に関する人間の判断や行動を導くための伝達的知識}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.cc.u-ryukyu.ac.jp/~kaorukom/2013_lec1_kj.pdf|format=PDF|title=2013年 観光情報論 第一講|page=3|author=宮国薫子|publisher=宮国薫子|quote=「観光情報」は広義には「観光に関するあらゆる情報」と、狭義には「観光者が観光をする際のあらゆる場面において必要となる情報」 と理解されているが...|accessdate=2014年6月16日}}</ref>。
 
しかし「観光情報」と「観光情報以外の情報」を区分して論じる必然性を説明するものは観光情報研究者からは提示されていない。その理由の一つは情報概念が情報研究者([[西垣通]]等)から提示されていることに比べて観光概念が不明確であるからである。規範性が求められ概念規定の記述に厳しい法律用語としての「観光」については、旧観光基本法の実質立案作業を行っていた[[衆議院法制局]]において、世間で使われているものと同じ意味であるとして定義づけを断念している<ref>運輸省観光局監修『観光基本法解説』学陽書房1963年</ref>。[[観光政策審議会]]等観光の定義を試みる説の最大公約数的なものは、日常と非日常の違い求めるヒトの動きとしており、旧観光基本法の中央集権的条項に反対をした[[佐伯宗義]]は「観光事業とは地域の個性の発揮」<ref>『観光』日本観光協会1965年5月号</ref>としている。これらの説にあっては、字句としての観光と情報は極めて親和的であるということになり、[[有山輝雄]]が「マスメディア・システム、インターネット・システムときわめて相性がいい」<ref>『海外観光旅行の誕生』吉川弘文2002年</ref>としたように、違いを求める観光と、情報、マスコミも、それぞれ極めて相性がいいということになる。
 
== 脚注 ==