「お見立て」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
あらすじのシェイプ(過剰な改行と約物を整理)、情報の整頓 |
→あらすじ: 禅寺のシーンを訂正、バリエーションの加筆 |
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喜助は杢兵衛に「さっきのは旦那を傷つけないための嘘で、実は花魁は、先月のこの日に亡くなったのです。『わちきはこのまま死んでもいいが、杢兵衛お大尽に、ひと目会いたいよ』と言って……」と言いつつ、湯飲みの茶を目尻に付けて泣くふりをする。杢兵衛が「これから墓参りにいくべ。寺はどこだ?」と尋ねるので、困った喜助はとっさに「[[山谷 (東京都)|山谷]]です」と答えてしまう(吉原から山谷は歩いて行けるほどの近距離である)。喜助は花魁部屋に取って返し、喜瀬川に相談する。「どこでもいいから、山谷の寺に杢兵衛を案内して、どの墓でもいいから『喜瀬川花魁の墓でございます』って言えばいい。うまくいったらお小遣いをあげる」
喜助は
「へえ、ズラリとたくさんございます。よろしいのをひとつ、お見立て願います」
== バリエーション ==
* 冒頭で「張り見世」の説明を行わずに、ふたりが寺へ向かう道中のシーンで、喜助が「いい花魁は他にもいっぱいいますよ。いつでも旦那にお見立ていたします」と言い、杢兵衛が「今はそんなことを考えられない」と言って叱る、というセリフを挿入する、という演じ方がある。
* 墓石に書かれた戒名は、演者によって細かく異なる。
== エピソード ==
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