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しばしば[[フルート]]と誤訳される。考古学的には[[クラリネット]]のようなシングルリードのものも見つかっているが、通常は[[オーボエ]]のようなダブルリードの楽器である。共鳴管が根元から二本に分かれ、左右の手でそれぞれ操作する。
 
[[貴族]]なら誰でも[[趣味]]として嗜んだ[[イアー]]([[:en:lyre]])とは異なり、アウロスは主に職業演奏者のもので、彼等はしばしば[[奴隷]]であった。ギリシアの[[宴会]]には女性アウロス演奏者がつきもので、アウロス演奏者は男女とわず[[売春]]夫/婦兼業であることがしばしばであった。
 
アウロスはギリシアの広範囲な行事の中で演奏された。例えば、生贄を捧げる場面、劇はおろか[[レスリング]]の試合でも、幅跳び、円盤投げ、トライリーム[[:en:trireme]](三橈漕船)での水夫の踊り。[[プラトン]]はアウロスをエクスタシーを旨とするカルト、[[ディオニュソス]]や[[コリュバンテス]]([[:en:Korybantes]])([[プリュギア]]の[[キュベレ]]神信仰での踊り手)と関連づけている。プラトンは『共和制』ではアウロスを禁止したが、晩年の『法律』ではこれを再び許した。