「四つ葉のクローバークエーサー」の版間の差分

四つ葉のクローバークエーサーは、その名の通り[[四つ葉のクローバー]]のように4つの天体に見えることから名づけられた<ref>[http://chandra.harvard.edu/photo/2004/h1413/h1413_opt_scale.gif Hubble Optical Image of Cloverleaf Quasar - ''Chandra'']</ref>。これは[[重力レンズ効果]]によるものである<ref name="nasa">[http://www.nasa.gov/centers/marshall/news/news/releases/2004/04-180.html Chandra looks over a cosmic four-leaf clover - ''NASA'']</ref>。4つの像は1984年に発見され、1988年に同一の天体であることがわかった。
 
2004年、[[チャンドラ (人工衛星)|チャンドラX線天文台]]によって[[鉄]]由来の[[X線]]の像が撮影され、4つの像のうち1つが他の3つと比べ明るい事がわかった<ref name="chandra"/>。この像光は、4つの像に分ける[[銀河]]の重力レンズ効果とは別に、重力レンズ効果を起こしている銀河に属する単独または連星の[[恒星]]による非常に弱い重力レンズ効果、すなわち重力マイクロレンズ効果が原因であると考えられている<ref name="chandra"/><ref name="nasa"/>。像光はX線と[[可視光]]を比べるとX線の方が強い。これは、X線を放つ領域が0.01[[光年]]程度の小さな領域に収まっているためと推定されている<ref name="chandra"/>。このことは、中心部の[[ブラックホール]]に物質がどう流れるかをモデル計算するのに役立つ<ref name="nasa"/>。これらの値は、[[ハッブル宇宙望遠鏡]]が通常観測できる限界の1万倍も細かい解像度である<ref name="chandra"/>。一方可視光の像光の割合がX線と比べて低いのは、この10倍広い領域から放出されていると考えられている。
 
== 降着円盤 ==
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