「グリニッジ天文台」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
RGOについて一部追加
年表を追加
11行目:
== 建設の背景 ==
[[15世紀]]後半から[[ヨーロッパ]]各国による海外進出を競う、[[大航海時代]]を迎えていたが、当時はまだ、運に任せた危険な航海が多く、海難事故が相次いでいた。この競争を制するため、[[航海術]]の向上にいち早く取り組み、海洋国家として世界に進出を図っていたイングランドは航海の支援を目的として、天文台を建設した。外洋の航海には正確な[[緯度]]と[[経度]]の計測が不可欠で、見渡す限りの海で緯度の計測基準となったのは星であった。[[北極星]]の位置や見える角度から、船は緯度を割り出すことができた。一方経度の測定には正確な時刻を知る必要から[[クロノメーター]]が開発されるとともに、時刻の基準すなわち「経度の基準」が必要になった。
 
== 年表 ==
* 1675年: グリニッジ天文台 (Royal Observatory, Greenwich) 設立。
* 1714年: [[経度法]]により{{仮リンク|経度委員会|en|Board of Longitude}}と{{仮リンク|経度賞|en|Longitude prize}}が設立される。
* 1924年: 2月5日に、1時間毎の時間信号 (グリニッジ時間信号) が初めて放送される。
* 1948年: ハーストモンソーへの移設が始まる。
* 1957年: ハーストモンソーへの移設がを完了し、王立グリニッジ天文台 (Royal Greenwich Observatory, RGO) と改称される。グリニッジサイトは旧王立天文台 (Old Royal Observatory) となる。
* 1990年: RGO はケンブリッジに移設される。
* 1998年: RGO が閉鎖される。グリニッジサイトは再びグリニッジ天文台 (Royal Observatory, Greenwich) となり、{{仮リンク|国立海洋博物館|en|National Maritime Museum}}の一部となった。
 
== 歴代天文台長 ==