「モノクローム」の版間の差分
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「白と黒」が「単色」なのは意味が通らないので言葉を補う |
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'''モノクローム'''
ただしここでいう1色とは、背景色に加え1色ということなので合わせれば2色あり、多くの場合はさらにその間の[[グラデーション]]がある。
代表的なモノクロームは'''白黒'''(しろくろ)で、[[印刷]]・[[写真]]・[[映画]]・[[テレビ]]などで多用される(あるいはかつて多用された)。しかし他の色のモノクロームもあり、たとえば単色印刷(黒以外での)や、[[セピア調]]写真がそれである。
美術ではモノクロームの絵画を単色画や単彩画と呼ぶ。
==概要==
モノクローム(以下モノクロ)は単色のことであるが、こと映像の範疇では単色ないしその濃淡で映像を現す様式である。映像表現としては[[光線|光]]の強弱を色のある無しもしくは濃淡に置き換えた形態で、[[黒]]を[[白]]の上に配して映像表現することが多い
===写真技術とモノクロ===
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技術開発当初から普及初期の[[テレビ受像機]](テレビジョン)では、モノクロ(→[[白黒テレビ]])が一般的であった。これは撮像素子の関係のほか、映像出力に使われた[[ブラウン管]]の性質にその理由を求めることが出来る。ブラウン管は、内部で発生させた[[陰極線|電子ビーム]]を磁力で偏向、スクリーン面に塗布された[[蛍光体]]に衝突させ発光させる。ゆえに電子ビームの強弱で発光具合を調節させることが出来、光線の強弱を撮像素子によって電気信号に変換、これを[[搬送波]]に乗せ、遠隔地にあるテレビ受像機で電気信号から連続した点の各々の光の強弱から、映像に再変換して見せることが出来た。ただ、初期のブラウン管では蛍光体の性質から「暗い - 明るい」の強弱で表示は出来たが、色彩を再生させることは出来なかった。後にこのブラウン管を改良、[[原色|光の三原色]]を微細なブロックに分けて塗布したブラウン管を利用した[[カラーテレビ]]では、電子ビームを更に精密に走査させながら、色彩の再現が可能となっている。
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[[画像:Toshiba T1100 In Betrieb.jpg|thumb|世界初の[[ラップトップパソコン|ラップトップ]]。液晶マトリクスディスプレイが搭載されていた]]
[[ディスプレイ (コンピュータ)|コンピュータディスプレイ]]では、コンピュータの発達過程でこのモノクロ表示が利用されていた。これは表示装置の制約として初期の[[液晶ディスプレイ]]や[[プラズマディスプレイ]]が連続する点の「点灯 - 消灯」状態でしか表示が出来なかったなどの理由があった機種もあるが、それ以前にコンピュータディスプレイでは、このディスプレイに表示させる内容を保持する[[VRAM|ビデオメモリ]]の記憶容量的な問題もあり、カラー表示では各々の表示点([[ピクセル]])あたりのビット数([[色深度]])を増やさないと色彩情報を記憶できず、初期の、あるいは廉価で機能的に限定されたコンピュータでは余り多くのビデオメモリを利用することが出来ず、最も簡素な製品では各々の表示点のビット数を1とし、「ON(点灯) / OFF(消灯)」だけを保持するよう設計された。
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== 関連項目 ==
* [[モノクロフィルム]]
*
▲* [[カラー]]
* [[グリザイユ]]
{{写真}}
{{DEFAULTSORT:ものくろおむ}}
[[category:色]]
[[category:名数1|くろおむ]]
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