「ロレックス」の版間の差分

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== 概要 ==
現在は「ウォッチ」に分類される[[腕時計]]を主たる商品としている(時計業界では、腕時計や懐中時計を「ウォッチ」、置時計や壁時計などを「クロック」としている)時計メーカー。全ての部品を自社製造している[[マニュファクチュール]]であり、なおかつその大部分でクロノメーター認定を受けている<ref>ただし元々スイスの時計産業は分業化が進んでおり、クーツショック以前でも自社一貫生産をするメーカーのほうが少数派であった。</ref>。
 
高級時計[[ブランド]]として世界中で知名度を有しており、コピー商品・再生品(いわゆる偽ブランド品)が多いことでも知られる。これらの偽物・再生品は保証書がないものが多く、現在日本国内では正規代理店での保守・修理を受けられない。偽物の多さから偽ロレックスの収集家もいるほどである。
 
20世紀初頭に時計商社としてイギリスで創業したが、当時は時計関税が高額だったため以後漸次スイスに拠点を移し、その過程でメーカー化した。懐中時計が主流であった当時、早くから腕時計の利便性に着目し<ref>初期には懐中時計も生産した。</ref>、別会社である「オイスター社」が開発し、それまでの腕時計と比較して防水性が格段に高い「オイスターケース」を実用化、自動巻き機構「パーペチュアル機構」や日付が午前零時頃に一瞬で切り替わる「デイトジャスト機構」を発明、腕時計で初めて[[クロノメーター]]の認定を受けるなど実用的な機械式腕時計メーカーとして不動の地位を築き、今日に至っている。
 
高級時計としての知名度とイメージ、金無垢やコンビさらにはダイヤモンドなどの宝飾を使用することで高級感を出す手法を多用することなどから、日本国内では[[成金]]的なイメージを指摘する意見もある。
 
高級時計[[ブランド]]として世界中で知名度を有しており、コピー商品・再生品(いわゆる偽ブランド品)が多いことでも知られる。これらの偽物・再生品は保証書がないものが多く、現在日本国内では正規代理店での保守・修理を受られていない。偽物の多さから偽ロレックスの収集家もいるほどである。
 
== ブランド ==
 
== 秘密主義とデマ ==
ロレックスは営利企業ではあるが、「ハンス・ウィルスドルフ財団」という基金をベースにしている[[財団法人]]組織であって実態を公にする義務がなく、社内資料をほとんど公にはしていない(それでも、近年は以前と比べて格段に多くの情報が公開されるようになっている)。そのため、その人気と相俟って世間には多くのデマが流布している。以下はその一例。
 
; 創業者はルース・ハイドフェルド
: この年はスイスで商標を初登録した年である。スイス移転は上記略歴のように単純に「何年」と言えるようなものではない。
; [[ラインホルト・メスナー]]がエベレスト単独無酸素登頂を達成した時にエクスプローラーIIを使用した
: ロレックスがメスナーを使って宣伝した事実はあるし使用はしたかも知れないが、実際にエベレスト単独無酸素登頂時に使用されたのはオイスタークォーツである。
; [[クォーツ]]は試作のみで量産していない
: 1970年代後半から1990年代にかけてオイスタークォーツを量産し、一時は生産の1割がクォーツだった。また、現行モデルにおいてもドレスウォッチの「チェリーニ」シリーズにはクォーツモデルがある。
この様なモデルは他にもあるが、代理店契約解消、時間の経過、イートン百貨店自体の身売り等様々な要因でその全容解明は非常に困難である。
 
一部ショップで「リダン」と偽ってダイヤル変造し、単なる一般モデルを「北米向け」と称して販売していたこともある
 
== 主要な製品 ==
=== ドレス系オイスターモデル ===
; バブルバック ({{en|Bubble Back}}) : 自動巻の機械にはローターがあるため、その草創期かなり厚さがあり、ぷっくりと泡状に膨らんだ形状の裏蓋を使用して収納しており、その形状からこう呼ばれていた。1930年代から1950年代の製品がこれに当てはまり、後には膨らみが小さくなった'''セミバブル'''形状になり、1960年代になると消滅した。
; カバード : バブルバックのベルト取り付け部をカバーしたモデルの俗称。フーデット、スカーデットとも称する。
; バイスロイ ({{en|Viceroy}}) : 特徴的なケース形状のモデル。
; オイスター・パーペチュアル・デイト ({{en|Oyster Perpetual Date }}) : [[1945年]]発売。三針式、直径34mmで、3時の位置に日付のあるモデル。前出のエアキングのデイト付に相当する。風防に日付を拡大するための[[サイクロプス]]レンズがついている。現行モデルでは全ての製品がクロノメーターの認定を受けている。同様に日付を搭載するデイトジャストとの違いは、本来深夜12時を回ると瞬時に日付が変わる機構を搭載しているか否かによるものであったが、1970年代からデイトジャストと同様のキャリバーを搭載しているため、両者の違いはケースの大きさだけになった。ケースには主にステンレスが用いられるが、一部に[[貴金属]]を用いたモデルがある。
; オイスター・パーペチュアル ({{en|Oyster Perpetual}}) : 三針式、直径36mm。日付機能なし。後述のデイトジャストの日付なしモデルに相当する。現行モデルは全ての製品がクロノメーターの認定を受けている。
; デイトジャスト ({{en|Datejust }}) : [[ファイル:Rolex Datejust Oysterquartz.jpg|thumb|right|150px|デイトジャスト(クーツ)]] [[1945年]]11月発売。午前0時を境に日付が一瞬で替わる「デイトジャスト機能」が有名だが、1957年にCal.1036を搭載するまで日付の瞬間切り替え機構は搭載していなかった。1970年代からオイスター・パーペチュアル・デイトも瞬間切り替えとなり差はなくなっている。ロレックスでは一番販売個数が多いフラッグシップモデルで、ロレックスが考案・もしくは改良した最新機構は優先してこのモデルに搭載されることが多い。防水性に優れたステンレスをくり抜いた「オイスターケース」、自動巻き機構である「パーペチュアル機能」、午前0時に日付が一瞬で替わる「デイトジャスト機能」を同時に搭載した初めての時計。三針式、3時の位置に日付のあるモデルで、直径36mm。ボーイズサイズ(直径31㎜)やレディースサイズ(直径26㎜)もある。日付部分を約2.5倍の大きさに拡大する「サイクロプスレンズ」が付いており、現行モデルは全製品がクロノメーター認定を受けている。ケースはステンレスの他に、ホワイトゴールドやイエローゴールド、ピンクゴールド(ロレックスでは「エバーローズゴールド」と呼んでいる)等の貴金属も多く用いられる。文字盤のバリエーションもバータイプ、ローマ数字タイプ、ダイヤモンド入りタイプなど数多く、近年は花柄の文字盤も制作された。素材と文字盤の組み合わせは百種類以上にも及ぶ。現行Ref.116234他、Cal.3135。また1990年代まではクォーツ式の物も生産されていた(Ref.17013他、cal.5035)。自動巻き式とはケース(クーツ式は角ばった形をしている)やブレスレットの形状が異なっている。現行モデルではヒゲゼンマイはパラクロム製になっているが、レディースの一部モデルにシリコン製ヒゲゼンマイが搭載されているモデルある。
; デイトジャストII ({{en|Datejust II }}) : [[2009年]]発売。デイトジャストのケース径を一回り大きい直径41mmとしたモデル。ムーヴメントに耐衝撃機構「パラフレックス」を搭載している。
; デイデイト ({{en|Daydate}}) : 三針式、3時の位置に日付があり、12時の位置に曜日表示があるモデル。直径36mm。デイト、デイトジャストと同様に日付にはサイクロプスレンズがついている。ケース及びブレスレットにはすべて貴金属をもちいており、文字盤に[[宝石]]がはまっているモデルもあり同社の製品中で一般にもっとも高価なプレステージモデルである。デイトジャスト同様、僅かながらクォーツ式のモデルもある(Ref.19018他、cal.5055)。現行モデルはすべての製品がクロノメーターの認定を受けている。
 
== オフィチーネ・パネライ ==
イタリアの軍用時計、[[オフィチーネ・パネライ]]の'''ラジオミール'''の機械とケースを製造・提供していた。他社の時計のためにロレックスがムーブメントやケースを公式に供給したのはこれ一例のみである。ただし上記のとおりアメリカの法的な事情により、北米支社が現地生産していたことある。
 
== オイスターケース ==
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