「山椒大夫」の版間の差分

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== あらすじ ==
平安時代の末期、陸奥国の掾であった平正氏は、上役の罪に連座して[[筑紫国]]へ左遷された。妻と、安寿・厨子王の幼い姉弟は、正氏に会いに行く途中、[[越後国]]で人買いに騙され、離ればなれになってしまった。安寿と厨子王は、[[丹後国]]の苛烈な[[荘園]]領主・山椒大夫に売られ、[[奴隷]]としてこき使われるようになる。やがて、成長したふたりは、荘園から脱走することを考えるようになった。そしてある日、安寿は厨子王に脱走をすすめる。厨子王は都への上洛を果たし、関白[[藤原師実]]の知己を得て丹後に国司として赴任(実際は遥任であるが)、厨子王の脱走とともに入水した姉の菩提をとむらうとともに、丹後一帯での人買いを禁止。山椒大夫に対してはやむなく、奴隷を解放し賃金労働者として雇うように命ずる。その後、母が佐渡国にいると聞きつけた厨子王は、佐渡にむかい、盲人となった母親に再会する。
 
== 小説化における脚色 ==