「スプーン曲げ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目:
'''スプーン曲げ'''(スプーンまげ)は、[[金属]]製の[[スプーン]](さじ)を撫でたり息をふきかけたり空中に投げ上げただけで、さじの首の部分がぐにゃぐにゃに曲がってしまうという[[パフォーマンス]]
 
いわゆる'''科学マジック'''の一種である。超能力と見做されることも少なくない。
9行目:
単に曲げる他にも、ねじ切ったり器具を使ったかのように断面を美しく切断するなどのパターンもある。[[1972年]]のいわゆる[[オカルト]]ブームの中心にもなった。
 
[[ユダヤ人]]の[[ユリ・ゲラー]]がテレビの[[ワイドショー]]で実演、これにより「[[超能力]]」という言葉が[[流行語]]になった。[[1974年]]には日本にも訪れ、1974年3月7日放送「木曜スペシャル」で実演し大センセーションを巻き起こした。(ただしこの時に曲げたのは[[フォーク (食器)]]である。)
 
この番組により沢山の少年少女が超能力に目覚めたとされ、スプーン曲げのパフォーマンスがマスコミに取り上げられる。彼ら彼女らはゲラリーニと呼ばれた。
21行目:
== 主な手法 ==
; スプーンの細工
: 見えないほどの切れ目や、曲げる部分のみ他の部位よりも軟性の金属で作られたネタの仕込まれたスプーンを用いる方法がある。ただし、これは演技者自身でスプーンを用意しなくてはならないため、現代ではあまり用いられない手法である。この方法で演じる際は一般的な手品の手法と組み合わせ、普通のスプーンを相手に確認させ、それを取り戻した際に[[ネタ]]の仕込まれたスプーンに取り換える方法などが用いられる。
; 力学応用
: いわゆる[[てこの原理]]を応用し、スプーンを曲げる方法で、多少の物理的な力とコツが必要となる。ほとんどのスプーンを曲げることができるが、極端に硬質な素材を曲げるには相応の握力が必要であり、[[演技]]力も求められる。演技を見ている人の隙を突いて素早く捻じ曲げ、あたかも指で擦る程度で曲ったかのように見せかけるのが一般的な手法である。この方法は、お客さんの用意したネタの仕込まれていないスプーンでも演技することができる。
; 器具の使用
: なにかしらの器具を隠し持ってその場で加工し曲げやすくする手法。別途器具を使うという点で難易度は高い。基本は他のスプーン曲げ同様、手品的手法を取り入れて演技することになる。
34行目:
 
{{DEFAULTSORT:すふーんまけ}}
[[Category:奇術]]
[[Category:超常現象]]