「出家詐欺」の版間の差分

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== 事例 ==
*[[滋賀県]][[大津市]]の[住職]]は、計4件の詐欺で130,000,000円をだまし取ったとして[[2013年]]に[[逮捕]](7月22日 京都府警)、[[起訴]]された。詐欺グループが多額の[[負債]]を抱えていた住職に目を付け詐欺計画を持ち込み、多重債務者に[[得度]]を受けさせていた。事情に詳しい人物は、寺院は檀家を何百人も持ってはおらず、寺院経営だけで生活するのは苦しいと証言した。一方、多重債務者には、協力すれば借金を帳消しにすると持ちかけていた。得度の実態は、1日だけ白い[[法衣]]を着せ、10分間お経を読み、さも何年か修行したように見えるように座って写真を撮るだけであった。その後、僧侶として法名を与えられた多重債務者に、住職が作成した得度を証明する書類と写真を添付し[[家庭裁判所]]で戸籍の名前を変えさせていた。手続きは形式的な審査でわずかな時間で終わった。戸籍上の名を変えた多重債務者は別人になりすまし、さらに偽造した[[源泉徴収票]]を使いローンをだまし取っていた。チェックが甘い背景には、出家して仏門に入るという神聖な行為であるために、悪用されないだろうという[[性善説]]に立っている現状がある。また、金融機関側は個人情報保護が厳しくなる世間の流れの中で身元を詳しく調べることに慎重になっており、こうした事情を逆手に取った巧妙な犯罪である<ref name="gendai"></ref>。
 
==脚注==