「オタゴ大学」の版間の差分

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オタゴ大学、オタゴポリテクニックなど、高等教育機関が多く集まる[[ダニーデン|ダニーデン市]]は、地域人口に対して学生が多く[[学園都市]]としての機能を持つ。
 
2011年7月、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]出身の[[心理学者]]ハーリン・ヘイン([[ラトガース大学]][[Ph.D.]])がニュージーランドの大学では初となる女性学長に就任した。
 
== 学術組織 ==
[[ファイル画像:UniversityUni of Otago Richardsonmedical Buildingschool.jpg|200px|thumb|オタゴ大学法right|220px|医学部(リチャードソン館)校舎]]
[[画像:University of Otago Richardson Building.jpg|200px|thumb|法学部校舎(リチャードソン館)]]
[[ファイル画像:University of Otago New Library (inside).jpg|200px|thumb|中央図書館内部]]
* '''School of Business Departments'''
** Accountancy & Business Law
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*** Christchurch School of Medicine & Health Sciences
*** Wellington School Of Medicine & Health Sciences
[[ファイル:University of Otago New Library (inside).jpg|200px|thumb|中央図書館内部]]
 
* '''Division of Humanities Departments'''
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== 学風および特徴 ==
[[画像:Uni of Otago medical school.jpg|thumb|right|220px|オタゴ大学医学部校舎]]
[[画像:St Margarets College University of Otago.jpg|thumb|right|220px|セント・マーガレッズ・カレッジ(学生寮)]]
ダニーデン校舎の建物は市内中心部に分散している。中央図書館のほか6つの専門図書館を学内に有する。時計台が象徴的な[[ゴシック・リヴァイヴァル建築|ネオ・ゴシック建築]]の校舎はダニーデンを象徴する建築物であり観光名所になっている。
 
現在は商学部、健康科学部、人文学部、理学部の4つの学部を有する総合大学である。世界的に高い評価を得ている医学部は[[クライストチャーチ]]、[[ウェリントン]]に学外キャンパスを持つ。教育学研究と遠隔研究、[[北島 (ニュージーランド)|北島]]での連絡事務所を兼ねたオークランド校舎を[[オークランド (ニュージーランド)|オークランド]]に、教育学研究と教員養成機関を兼ねたサウスランド校舎(旧ダニーデン教育大学校舎)を[[インバーカーギル]]に持つ。学部生1815,330489人、大学院生2,937508人、留学生2,352648人が在籍している(学生数は20082013年度。学生数には寄附講座への参加者、他大学からの聴講生を含む)。
 
オタゴ大学の7割の学生は地元外から集まる学生たちであり、大学近隣にてフラッティング(Flatting)と呼ばれる単身者同士の共同生活をおくる学生が多い。国家間協定を持つ[[アメリカ合衆国]]、[[中華人民共和国|中国]]、[[マレーシア]]からの留学生が多く在籍している。
 
== 学生寮 ==
[[画像:Selwyn College, Otago.jpg|thumb|right|220px|セルウィン・カレッジ]]
[[画像:KnoxCollegeOtago.jpg|thumb|220px|ノックス・カレッジ]]
[[画像:St Margarets College University of Otago.jpg|thumb|right|220px|セント・マーガレッズ・カレッジ(学生寮)]]
[[画像:Studholme College University of Otago.jpg|thumb|right|220px|スタッドホルム・カレッジ]]
[[画像:Arana College University of Otago.jpg|thumb|220px|アラナ・カレッジ]]
[[画像:UniCity ofCollege, Otago medical school.jpg|thumb|right|220px|オタゴ大学医学部校舎シティ・カレッジ]]
14ある学生寮で3000人を超える学生が生活している(カンバーランド・コートはカンバーランド・カレッジ併設となる)。各学生寮は独自運営されており、入寮審査、寮規定、寮費などはそれぞれの学生寮で異なる(一部の寮では外部委託)。
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| 1893
| 170
| 1893年1月15日に[[イングランド国教会]]ニュージーランドポリネシア教区のネヴィル主教により設立されたイングランド国教会神学校寮。オタゴ大学に属する学生寮の中で最も古い歴史をつ。寮名はニュージーランドポリネシア教区のセルウィン主教の名をり命名された。現在もイングランド国教会に属している。開寮当初は男子寮であったが1983年から女学生の入寮を認め現在は男女共同寮。ノックス・カレッジと並び入寮希望者の多い名門寮。1930年から[[カンタベリー大学 (ニュージーランド)|カンタベリー大学]]カレッジ・ハウスとディベート大会舞台芸術、コーラスの領域で文化・スポーツ文化交流を開催。1932年からノックス・カレッジとの間でキャメロン杯を争奪する年間スポーツ競技会を開催。1997年からノックス・カレッジとの間でネヴィル杯を争奪する文化交流会を開催している。
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| ノックス・カレッジ(Knox College)
| 1909
| 211
| 1909年創立。当初はオタゴ大学男子寮とキリスト教プロテスタント[[長老派教会]]神学校寮として設立。1983年に女学生の受け入れを認め現在は男女共同寮。現在もニュージーランド長老派教会神学校の教育施設である。[[オックスブリッジ]]の[[カレッジ]]制を採用している。おり入寮基準が高く、寮出身者に多くの著名人を輩出する名門寮。寮はサルモンド・カレッジとの共同組織であるノックス・カレッジ/サルモンド・カレッジ評議会が運営している。2009年8月に創立100周年記念式典を挙行した。セルウィン・カレッジとの間でスポーツ、文化交流会を開催している。
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| セント・マーガレッズ・カレッジ(St. Margaret’s College)
| 1911
| 206
| 女学生の増加に伴い1911年にオセアニア地域で初の女子寮として開寮。1915年に現在の所在地へ移り1946年と1967年に別棟が増築された。1981年から男子学生の受け入れを認め現在は男女共同寮。セント・マーガレッズ、サルモンド、スタッドホルム・カレッジの間でイオナ杯を争奪する文化スポーツ交流会を開催している。伝統行事として毎週日曜の夕食はゲストを招き正装を着用して食事会を開催している。
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| スタッドホルム・カレッジ(Studholm College)
| 1915
| 173
| 1915年にスタッドホルム・ホールとして開寮。当初は1911年に開校した栄養学部の学生寮として使用されたが、現在はすべての専攻を問わず学生が入寮を認めている。寮名のスタッドホルムは栄養学部の開校に尽力したコロネル・スタッドホルムからり命名された。2006年よりから現在の寮名を採用している。寮はオタゴ大学に所属しスタッドホルム・カレッジ議会により運営されている。
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| アラナ・カレッジ(Arana College)
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| 1945
| 224
| 1945年2月開寮。[[長老派教会]]と強い結びつきある地元支持者により設立され。開寮当初から男女共同寮として運営されている。1945年から2006年までキャリントン・ホールと呼ばれたが2006年に現在の寮名を採用。
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| アクイナス・カレッジ(Aquinas College)
| 1954
| 152
| 1952年に寮建設が始まり1954年に最初の学生を受け入れる。開寮当初は男子カトリック教の信仰を持つ学生を中心に入寮を認めた。1980年代にエリム教会が寮を購入し学生寮とエリム教会の教区としての機能をつ。1988年にオタゴ大学が寮を購入しダルモア・ハウスと改称(ダルモアは寮が所在する地域名)。1990年に大規模な増改築を行う。1996年に当初の寮名であるアクイナスへふたたび改称された。寮はオタゴ大学の敷地から離れた場所に所在するため、オタゴ大学に所属する学生寮で唯一シャトルバスを運行をしている。[[ハラール]]フードの提供可。
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| ユニバーシティ・カレッジ(University College)
| 1969
| 518
| 1969年8月9日に開寮したオタゴ大学最大規模の学生寮。開寮当初は男子学生が入寮する南棟と女学生が入寮する北棟に分かれていたが1980年代に統合した。2003年に寮棟別館を建設し2004年から別館利用を開始。
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| サルモンド・カレッジ(Salmond College)
| 1971
| 192
| 1971年にサルモンド・ホール名で設立として開寮。設立当初は女子寮であったがその後男女共同寮なる。2006年から現在の寮名を採用。オタゴ・ポリテクニックに在籍する学生も入居する共同学生寮。ノックス・カレッジと同じ敷地内に所在する。大学1、2年生向け学生寮として設計されているが大学院生用の部屋も10室設置されており、いる。大学院生には学部生の[[チューター]][[メンタリング|メンター]]として有給制度が導入されている。寮はノックス・カレッジとの共同組織であるノックス・カレッジ/サルモンド・カレッジ評議会が運営している。
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| カンバーランド・カレッジ(Cumberland College)
| 1989
| 436
| 寮の建物は1916年に建設された元ダニーデン病院看護婦寮。カンバーランド・コートを併設。
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| カンバーランド・コート(Cumberland Court)
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| 1992
| 162
| クイーン・メリー周産期病院(廃院)を改装し1992年に開寮した学生寮。寮名はオタゴ大学と病院の活動に貢献したジョック・ヴェラ・ヘイワード兄妹から取り命名された。病院棟を改装した寮のため他の学生寮よりも間取りが大きい。
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| トロア・インターナショナルハウス(Toroa International House)
| 1996
| 29
| 1996年2月創立の学生寮。外国人留学生の増加に伴い新た1996年2月設立され開寮した学生寮。外国人留学生が多く入居しているがニュージーランド国内の学生も入居している可能。入居者数は29部屋に136人。自炊寮。寮名の"トロア"は[[マオリ語]]で[[シロアホウドリ]](Royal Albatross,オタゴ半島に生息する鳥)を意味する。
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| シティ・カレッジ<br/>(City College)
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| 2008
| 75
| 2008年2月開寮の大学院生寮。既婚学生同棲カップル用に設計された間取り広い宿舎設備あり。最大85名が入居可。[[ハラール]]フードの提供可。大学院生専用寮のため学部生は入寮不可。
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