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===長孫訥言箋注本切韻===
長孫訥言(ちょうそんなごん)が[[儀鳳]]2年(677年)に字を増し、箋注を加えたもの。[[儀鳳]]2年(677年)の序がある。敦煌の残巻があ残る。
===王仁昫刊謬補欠切韻===
王仁昫(おうじんく)が改訂したもの。[[神龍 (唐)|神竜]]2年(706年)の序がある。第二次大戦後に改訂し完本が発見された。ほかに敦煌残巻もの残る。
大幅に字を増やしたほか、上声・去声に1つずつ韻を増して195韻とした。完本が残っている。『王韻』と略称される。『切韻』に対して追加・訂正した箇所が比較的明らかであり、『広韻』よりもはるかにもとの『切韻』の特徴をよく保っている。また各巻の冒頭には『切韻』以前の各韻書の分韻状況が記されているのも貴重である。ほかに敦煌残巻もある。
===裴務斉正字本刊謬補欠切韻===
===唐韻===
{{main|唐韻}}
[[開元]]2021年(732(733年)<ref>『三僧記』に記す(上田『切韻佚文の研究』による)。卞栄誉『式古堂書画彙考』に引く[[元和]]9年(814年)写の『唐韻』序によは「開元廿年」(732年)とあるが、20年に序が書かれて21年に世に出たとすれば両立する</ref>または[[天宝 (唐)|天宝]]10年載(751年)<ref>『広韻』に引く『唐韻』序による</ref>に孫愐(そんめん)が大改訂したもの。敦煌の残巻と蒋斧旧蔵残巻が残る。
===五代の切韻系韻書===
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