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'''戯作'''(げさく、ぎさく)とは、近世後期、[[18世紀]]後半頃から[[江戸]]で興った読み物の総称。[[明治]]初期まで書かれた。戯作の著者を戯作者という。
 
==種類(しゅるい)==
戯作は、[[洒落本]]、[[滑稽本]]、[[談義本]]、[[人情本]]、[[読本]]、[[草双紙]]などに大きく分けられる。さらに草双紙は内容や形態によって赤本、黒本、青本、[[黄表紙]]、[[合巻]]に分けられる。
 
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*[[合巻]] - 話が長く、三冊以上の分冊になったものを一巻に綴じたもの。絵入りだが、内容も比較的読本に近い。草双紙と言えば合巻のことを指すこともある。
 
==歴史(れきし)==
「戯作」の言葉自体は中国に古くからあり、その影響から日本でも江戸時代以前から使われていた。正当な表現に対するパロディや軽く茶化した表現のことを戯作と呼ぶようになった。
 
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滑稽な内容のものは歓迎されなくなり、一時期プロの作家は[[仮名垣魯文]]ら5人にまで減少した。しかし政治的背景を元にした古典文芸の復権があった他、新聞の[[連載小説]]形式や[[活版印刷]]技術などの登場を機に明治10年頃から合巻が再び脚光を浴びるなど戯作は明治期にも続けられていた。[[坪内逍遥]]らが近代文学を成立させるためにはそれまでの戯作に対する批判をする必要があった。
 
==関連項目(かんれんこうもく)==
*[[小説]]
*[[浮世草子]]