削除された内容 追加された内容
RJANKA (会話 | 投稿記録)
58行目:
===軽擦法(按撫法)===
術手を患部に密着させ、同一圧で同一速度で同一方向に遠心性で「なで」「さする」手技。作用としては弱い軽擦法は知覚神経の刺激による反射作用を起こし、爽快な感覚を起こさせる。強い軽擦法の場合は循環系の流通を良くし新陳代謝を盛んにし、また鎮静効果を期待する。
軽擦という用語は新しく、明治初期の文献ではまだ確定されておらず、按撫、摩擦などという用語が使われている。元々はマッサージ手技のひとつである強擦に対比するマッサージ用語で、按摩のことばではない。従って、強擦という手技を持たない按摩で使うべきかどうかは疑問である
;手掌軽擦法
:手掌全体で軽擦する手技で、大部分はこの軽擦法を使用する。
100行目:
 
=== 曲手 ===
中国の推拿の手法に類似しているので、その影響もあると見られる。江戸時代の[[鍼医]][[杉山和一]][[検校]]が普及させたものとする人もいるが、文献的にも根拠はない。曲手(きょくで)の曲は、曲芸の曲と同じで、按摩が医療行為と言うより、疲労回復や、その気持ちよさを愉しむ慰安の目的で利用されていたことから、術者の熟練度を愉しむパフォーマンスとしての意味が強い。文献的には[[按腹鍼術按摩手引]]に記載されているのみである。
;車手(二指の曲)
:四指を軽く丸めて体表の上を関節ごとに当て転がす手技。