「ゴスペル (音楽)」の版間の差分

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== 影響 ==
アメリカ合衆国の当時のポップ・ミュージックであった[[リズム・アンド・ブルース]]に影響を受けたゴスペル・アーティスト([[ザ・レイバンズ]]、[[ザ・フラミンゴス]])は、当時必ずしも充分な楽器を備え付けられなかった黒人教会の状況も手伝って、[[アカペラ]]という形態のゴスペルを広めた(尚、1980年代後半から1990年頃の日本のアカペラブームの際に、当時アメリカでは既に古いものとなっていたアカペラゴスペルが多く輸入されたため、未だにゴスペルという言葉とアカペラと言う言葉が混同されるケースが多く見られる)。後にゴスペル出身の[[サム・クック]]、[[レイ・チャールズ]]、[[ジェームス・ブラウン]]などはゴスペルとR&Bを咀嚼しながら発展させ、[[ソウル・ミュージック]]と呼ばれる新しいジャンルを開拓した。この、聖から俗へというゴスペルの流れは少なからず教会の反感を買った。
 
ソウル・アーティストとして知られる[[アレサ・フランクリン]]、[[マーヴィン・ゲイ]]、[[ウィルソン・ピケット]]などは幼い頃から教会で親しんでいたゴスペルに、音楽的に大いに影響を受けたと言われる。また、[[サイモン&ガーファンクル]]の世界的ヒット曲「[[明日にかける橋]]」はゴスペルにインスパイアされたものであるとされ、アフリカ等ではキリスト教会に“逆輸入”されている。
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90年代頃から生まれたクリスチャン的テーマを[[ラップ]]歌詞に乗せたゴスペル・ラップ(holy hip hop, Christian hip hop)と呼ばれる音楽もある。若い[[牧師]]・説教者などが教会で説教する際、時折(通常なら説教に関連した歌のフレーズを口ずさむ所を)ラップに代用させる者もいる。
 
[[ジャズ]]、[[ブルース]]、[[リズム・アンド・ブルース]]、[[ヒップホップ]]、[[ファンク]]、[[ラテンファンク]]など、黒人音楽の多様化はそのままゴスペルの世界にも投影され、聖書をベースとしたメッセージ(原則プロテスタント解釈による)がこれらの多様な黒人音楽スタイルにのせて歌われるもの全てが市場ではゴスペルであるとされるため、ゴスペル音楽という言葉は現在、直接音楽のスタイルを指さないものとなりつつある。
 
== 機能的分類 ==
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== ゴスペルを題材にした映画 ==
;* [[天使にラブ・ソングを…]] ''Sister Act'' (1992) [[ウーピー・ゴールドバーグ]]主演。
*: ただし、この映画は[[カトリック教会]]を舞台としており、その音楽は多くが[[聖母マリア]]について歌うため、多くのアフリカ系アメリカ人クリスチャンの観点からすれば、マリア崇敬の無い[[プロテスタント]]の文化であるゴスペル音楽とは本質的に違うものである。しかしながら、結果的にこの映画の中の一ゴスペルナンバー、「[[Oh Happy Day]]」がゴスペルブームの火付け役となった事もあり、日本ではこの映画で歌われている音楽全体をゴスペルであるとする考えが浸透している。
;* [[天使にラブ・ソングを2]] ''Sister Act 2: Back in the Habit'' (1993)
 
== 歌手 ==
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[[Category:ゴスペル|*]]
[[Category:R&B]]