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{{otheruses|'''発明家'''・'''発明者'''一般|特許法上の'''発明者'''|発明者 (特許法)}}
'''発明家'''(はつめいか、{{Lang|en|inventor}})とは、一般に[[発明]]を行う個人を指す。また、狭義では、その中でも特に、[[組織]]に属さず個人で発明を行う者(いわゆる'''個人発明家''')を指す場合や、後世に多大な影響を与えた重要な発明を行った者を指す場合もある。
 
== 個人で発明を行う者 ==
[[企業]][[大学]][[研究所]]等の組織に属さず、個人で発明活動を行う者は、「'''個人発明家'''」と呼ばれる。
 
[[特許]]を利用して収入を得る方法としては、主として、特許を使った製品を自分で生産・販売する方法(自己実施)と、他者に特許を実施させてライセンス料を得る方法とがある。個人発明家は、通常、生産設備を持っていないので、ライセンスによって収入を得る場合が多い。[[サブマリン特許#レメルソン特許|レメルソン特許]]で有名な米国の発明家[[ジェローム・ハル・レメルソン]]は、その代表的な例である。
 
その一方で、自分の発明や特許をもとに起業し、製品を生産・販売する例もある。後述する[[トーマス・エジソン]]はその代表例といえる。
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発明の独創性が際立ち、世の中に大きな貢献をしたと評価される場合に、その発明を行った個人を発明家と呼ぶことがある。また、評価された発明が、企業や大学、研究所等の組織での研究開発活動によるものであっても、その発明に大きな貢献をした個人又はグループを特定できる場合には、その人を発明家と呼ぶことがある。
 
このように重要な発明を行った者を発明家と呼ぶ例としては、特許庁が選定した[[日本の十大発明家]]等がある。また、[[平賀源内]]は、その当時の日本には発明や特許という[[概念]]はなかったが、[[日本の歴史]]の中で数少ない[[天才]]、または異才の人として発明家と呼ばれる。
 
=== 発明王 ===
特に抜きん出た質・量の発明を作り出す者を、[[日本語]]では「'''発明王'''」(はつめいおう)と呼ぶ。この表現は[[英語]]では一般的ではない。発明王の代表的な例は、[[アメリカ合衆国]]の[[トーマス・エジソン]]である。エジソンは、技術的に全く新しいものを作り出したことではなく、いままで発明された技術を組み合わせて、真に人々に役立つものに昇華させた貢献が大きいと評価されている。
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これは技術的には再発明と評されることもあるが、世間一般の目にふれる意味ではそれまで世になかったものであり、『発明王』とは、大衆の観点からの数々の発明への評価である。