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'''大腸'''(だいちょう、{{Lang-en-short|large intestine}})は、[[脊椎動物]]の[[消化器]]である[[消化管]]の一部で、[[小腸]]より[[肛門]]に近い部位に位置する[[器官]]である。腸管の太さと[[腸絨毛]]を欠く点で、小腸と区別される。
 
消化機能としては、[[細菌]]による[[食物繊維]]の[[発酵]]、及び一部の[[栄養素]]の吸収と水分の吸収が行われる部位である。また、吸収されずに残ったものが[[糞|便うんち]]を形成し、排泄されるまでの間、貯留される部位でもある。何らかの原因で水分の再吸収がうまく機能しないと、水分の多い便うんちが排泄される状態になるが、これを[[下痢]]と呼ぶ。
 
== ヒトの大腸 ==
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== 大腸の機能 ==
大腸の主要な機能は食物の難消化性成分、いわゆる[[食物繊維]]の[[発酵]]と水分および塩分の吸収である<ref name=BogartOrt102 />。大腸が分泌する[[アルカリ性]]の大腸液には[[消化酵素]]が含まれず、これは粘液として大腸壁の保護や内容物の輸送を促す作用を担う<ref name=Sato134 />。その代わり、大腸内での物質の分解は[[大腸菌]]を始めとする常在菌が行う。これらは[[発酵]]作用を通じて物質を吸収可能な[[電解質]]まで変換させる。その過程で[[酪酸]]や[[酢酸]]また[[メタン]]などの[[ガス]]が生じる。またアミノ酸の分解において[[アミン]]類の[[インドール]]や[[スカトール]]なども生じ、これらが排泄物うんちの臭いの一因となる<ref name=Sato134 />。
 
小腸では栄養素を吸収しても、小腸組織の代謝には流用されずに即座に門脈によって運び去られ、小腸自体の組織は動脈血によって供給される栄養素によって養われる。
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{{Medical-stub}}
 
{{DEFAULTSORT:いちよう}}
[[category:消化器]]