「サブプライム住宅ローン危機」の版間の差分

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'''サブプライム住宅ローン危機'''(サブプライムじゅうたくローンきき、{{lang-en-short|Subprime mortgage crisis}})は、[[アメリカ合衆国]]に置いて[[2006年]]末から[[2009年]]を中心として起きた、住宅購入用途向け[[サブプライム・ローン]]の[[不良債権]]化と、それを原因として、[[サブプライム・ローン]]への投資を証券化し[[金融商品]]として取引可能にした'''サブプライム・モーゲージ(subprime mortgage)'''の[[金融市場]]での[[価格]]の下落や、市場崩壊等々の[[経済問題]]を指す言葉である。
 
'''サブプライム住宅ローン危機'''あるいは'''サブプライム問題'''の語は、広義として、更に[[リーマン・ショック]]を契機として発生した一連の連鎖的な'''[[世界金融危機]]'''をも含めて指す場合がある。
[[2008年]][[9月15日]]に、米国の大手[[投資銀行]]である[[リーマン・ブラザーズ]]が[[倒産]]した事を引き金に発生した経済ショックである'''[[リーマン・ショック]]'''の原因と成った。時系列としては、まず2006年末辺りから本項で述べる'''サブプライム住宅ローン危機'''の発生があり、次に米国内に置いて2008年後半に[[リーマン・ショック]]が起き、[[世界金融危機]]へと発展した。
 
'''本項では、主に[[サブプライム住宅ローン危機'''あるいは''']]の[[不良債権]]化と、サブプライム問題'''・モーゲージ(subprime mortgage)語は、更価格の急落[[リーマン・ショック]]を契機として発生した因る金融市場崩壊一連連鎖的後に'''[[世界金融危機]]'''をも含めされた措置等につい指す場合があ述べる。
 
[[2008年]][[9月15日]]に、米国の大手[[投資銀行]]である[[リーマン・ブラザーズ]]が[[倒産]]した事を引き金に発生した経済ショックである'''[[リーマン・ショック]]'''の原因と成った。
本項では、主に[[サブプライム・ローン]]の[[不良債権]]化と、価格の急落に因る市場崩壊、その後になされた措置等について述べる。
 
[[2008年]][[9月15日]]に、米国の大手[[投資銀行]]である[[リーマン・ブラザーズ]]が[[倒産]]した事を引き金に発生した経済ショックである'''[[リーマン・ショック]]'''の原因と成った。時系列としては、まず2006年末辺りから本項で述べる'''サブプライム住宅ローン危機'''の発生があり、次に米国内に置いて2008年後半に[[リーマン・ショック]]が起き、[[世界金融危機]]へと発展した。
 
 
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こうした事情を含む諸処の理由により、リスク増加によりサブプライム・モーゲージの利回りは切り上げられ、更に住宅ローンの返済の滞納が増加したため、市場でのサブプライム・モーゲージの購入者は減り、サブプライム・モーゲージの価格は下落した。
 
つまり狭義の'''サブプライム住宅ローン危機'''は、金利上昇などによる[[住宅ローン]]の焦げ付きが、金融商品として流通して居る[[サブプライム・ン]]ゲージの価格の下落となり、それを購入していた金融機関や[[投資ファンド]]等が多額の損失をこうむった事である。
 
こうした側面から見れば、[[サブプライム住宅ローン危機]]の根本的な原因は、[[サブプライム・ローン]]の過剰供給にあり、「住宅の値段が上昇し続ける事」を前提とした一種の住宅[[バブル経済]]の発生と、その崩壊であったと言える。