「ピカレスク小説」の版間の差分

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ただし、特に馳星周の作品については、小説としての[[カタルシス]]や華麗さを求めず人間の暗部を深く抉る様に描写して行く傾向が色濃く、'''[[暗黒小説]]'''、'''暴力小説'''などと俗称してピカレスクとは別分類として扱う事もある。
 
また、これらとは別に、悪漢を主人公とした軽いタッチの「ピカレスク風」小説と呼ぶべき物も様々な作家によって多く作られている。また、スポーツ新聞や男性週刊誌などに連載される[[官能小説]]でも、[[色事師]]や[[結婚詐欺|結婚詐欺師]]といった悪漢を主人公としたピカレスク小説の要素を持つものが存在していた。これらは本来のピカレスク小説に比して娯楽小説の要素が強い。
 
また、上述してきた様な性格のキャラクターを物語の中核に据えた[[時代小説]]も少なくない。