「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争の登場人物」の版間の差分

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11歳。小学5年生。中立コロニー群サイド6のコロニー「リボー」に生まれ育つ。両親が別居しているため、父と離れ躾に厳しい母と2人暮らしをしている。複雑な家庭環境と成績不振で鬱屈した日々を送っていた。一年戦争の過酷な現実を知らないため、戦争が閉塞した自分の生活を一変させてくれるのではという期待感を抱いており、悪友のチェイ、テルコットと共に軍や兵器に興味と憧れを持っていた。父との面会の為、港に赴いたアルはチェイとの約束で連邦軍のMS目当てに探索していたところ、偶然北極から運び出されたコンテナを撮影する。約束を果たせず落胆したアルだったが、幼馴染みで隣人の[[#クリスチーナ・マッケンジー|クリス]]と再会する。
 
ある日、アルはリボーコロニーに侵入した[[ザクII#最終生産型ザクII (ザクII改)|ザク改]]が被弾してコロニー内の森へ墜落したのを目撃し、友人たちの制止を振り切って現場に駆け付ける。森の中で攫座したザクを撮影していたところ、そのパイロットでジオン兵の[[#バーナード・ワイズマン|バーニィ]]と出会う。興味津々で近づくアルだったが、バーニィに軽くあしらわれる。アルの撮影フィルムを確認したバーニィは偶然映った不審なコンテナに興味を抱く。バーニィから階級章とカメラのフィルムの交換を提案され、アルは一も二もなく応じた
 
その後、夜中に家を抜け出した朝帰りの途中に偶然バーニィを見かけて追跡し、ジオンの潜入工作部隊「サイクロプス隊」の潜伏する工場に行きつく。[[#シュタイナー・ハーディ|シュタイナー]]は面倒を避けるためアルを仲間に誘い入れ、その実、盗聴器つきの隊証を渡してバーニィに監視を命じる。監視されているとは知らず自分も隊の一員になったと浮かれるアルは行方不明のコンテナ捜しに協力し、バーニィと交流を深めていく。自宅付近で監視していたバーニィがクリスに泥棒と勘違いされた時には、腹違いの兄弟と嘘をつきマッケンジー一家を納得させた。
 
調査の最中、コンテナ撮影現場に居合わせた保安員の顔を覚えていたことから、アルとバーニィと共に連邦軍の秘密基地を突き止める。潜入の結果アルは[[ガンダムNT-1]]の撮影に成功する。しかし、NT-1強奪作戦(「ルビコン作戦」)は失敗し、サイクロプス隊は壊滅。その場に居合わせたアルはガルシアが命を落とす現場を目撃してしまう。作戦失敗の影響は色濃く、2度の戦闘で多数の死傷者を出したリボーでは反ジオンの動きが加速し、友人たちの心変わりにアルは傷つく。
 
尚も一人生き残ったバーニィの潜伏に協力していたアルだったが、本当の兄のように信じていた彼に騙されていたことを知らされる。更に、ルビコン作戦の失敗によりジオン軍が[[クリスマス]]の日にリボーへ[[核ミサイル]]攻撃をすることになったと聞かされ、バーニィに突き放されてしまう。
 
両親が復縁することが決まったものの、アルだったが、目前に近づく核攻撃への恐怖に怯え、警察に通報しても相手にされることはなかった。そんな時、戦う決意を固めたバーニィが舞いる。2人はり、3日後に迫った核攻撃阻止のため、彼と共にNT-1破壊作戦に向けた準備に入る。攫座したザクを修理し、武器を確保。奇襲の準備を整える。いよいよ作戦決行となる直前、アルはバーニィから包みを手渡され、破壊作戦が失敗した場合には自分の代わりに最後の作戦を実行するようにと頼まれる。作戦当日となるクリスマスの日、母とともに帰宅する父の迎えに出ていたアルは核ミサイルを搭載したジオン艦艇が降伏したことを聞かされる。もう戦う必要がなくなったことを教えるため、急ぎバーニィのもとへ走るアルだったが、森の中では既に戦闘が始まっていた。アルはコクピットを貫かれて爆散するザクと大破したNT-1から助け出されるクリスの姿を目撃してしまう。バーニィの残した最期のメッセージを受け取ったアルはバーニィとの約束を守った
 
そして新学期の日、地球への転任でリボーを離れることになったクリスと別れ、新学期の学校集会で戦争が終結したことを聞かされたアルは、去来した様々な想いを胸に泣き崩れた。アルは戦争の残酷さを身を以て知り、1人の人間として大きく成長するのだった。
 
; 備考