「ブレーメン州」の版間の差分

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前回選挙・次回選挙の日付と現在の政党別議席数を更新
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|州首相 = [[イェンス・ベールンゼン]] (SPD)
|与党 = [[ドイツ社会民主党|SPD]]・[[緑の党 (ドイツ)|GRÜNE]]連立
|前回選挙 = [[20072011年]][[5月1322日]]
|次回選挙 = [[20112015年]]
|参議院 = 3
|ゲマインデ = 2
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|備考 =
}}
[[画像:Sitzverteilung Bremische Bürgerschaft 2007.png|right|250px|州議会の政党別議席数(2007年現在)]]
'''ブレーメン州'''は、[[ドイツ|ドイツ連邦共和国]]を構成する[[連邦州]]の一つ。正式名称は'''自由[[ハンザ同盟|ハンザ都市]]ブレーメン''' ('''Freie Hansestadt Bremen''') である。
 
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[[ハンブルク|ハンブルク市]]と同様に、中世以来の[[自由都市]]としての地位を現代まで維持している。
現在、ブレーメン州は[[ブレーメン|ブレーメン市]]と、[[北海]]へと注ぐ[[ヴェーザー川]]の河口に位置する同市の外港[[ブレーマーハーフェン|ブレーマーハーフェン市]]の2市からなる。
 
== 歴史 ==
*[[782年]] - [[ブレーメン]]が歴史記録に登場。
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== 政治 ==
[[ドイツ社会民主党]](SPD)の勢力が強い地域であり、[[1945年]]以降は一貫してSPDが政権与党を担い、かつ第一市長を輩出している。
州の立法機関は、'''市議会''' (Bürgerschaft) で、定数83のうち、8割をブレーメン市に2割をブレーマーハーフェン市に割り振っている。2003年の選挙以降、全体の定数を100から83に削減した結果、割り切れなくなったので、選挙ごとに調整される。[[2007年]][[5月13日]]に行われた前回選挙での政党別議席配分は以下の通りである。7議席を獲得した左翼党は、旧西独部の州議会では初めての議席を獲得した。
 
=== 市議会 ===
[[ファイル:Allocation_of_seats_in_the_Bremen_State_Parliament_(DE-2013-10-22).svg|right|300px|州議会の政党別議席数(2013年10月現在)]]
州の立法機関は、'''市議会''' (Bürgerschaft) で、定数83のうち68議席をブレーメン市に、15議席を[[ブレーマーハーフェン|ブレーマーハーフェン市]]に割り振っている。[[阻止条項]](得票率5%)は両市選挙区ごとに別々に適用されるため、全体で得票率5%を下回った政党でもいずれかの市で5%を突破していれば、そちらの市における議席配分を受けることができる。
 
[[2011年]][[5月22日]]に行われた前回選挙での政党別議席配分(左)と、[[2014年]][[9月15日]]時点の各政党の議席数(右)は以下の通りである。
 
* [[ドイツ社会民主党]](SPD) (SPD)- 3336→35
* [[同盟90/緑の党]](GRÜNE) (GRÜNE)- 1421
* [[ドイツキリスト教民主同盟]] (CDU)(CDU) 23- 20
* [[左翼党 (ドイツ)|左翼党]](Die(Linke) Linke)- 75
* [[怒りの市民党]](BIW) - 1→2
 
選挙の2か月前に発生した[[福島第一原子力発電所事故]]の影響もあり、脱原発を訴える緑の党が得票率を6ポイント伸ばして第二党に躍進<ref>{{cite news |title=ドイツ、反原発・緑の党また躍進 ブレーメン州議会選 |url=http://www.47news.jp/feature/kyodo/news05/2011/05/post-1532.html |newspaper=[[共同通信]] |date=2011-05-23 |accessdate=2014-09-15 }}</ref>。SPD・緑の党の「赤緑連立」が継続されることになった。
 
[[右翼|右派]][[ポピュリズム]]政党のBIWは前々回同様ブレーマーハーフェン市でのみ阻止条項を突破し議席を確保した。他方で[[極右]]政党の[[ドイツ民族同盟]](DVU)は同じく極右政党の[[ドイツ国家民主党]](NPD)に合流して選挙戦を戦ったものの、両市で阻止条項を下回り議会から姿を消した。[[自由民主党 (ドイツ)|自由民主党]](FDP)も同様に両市で阻止条項を下回り全議席を失った。
 
SPD と同盟90/緑の党が連立与党を組んでいる。この議会はブレーメン市の立法機関を兼ねる。これに対し、ブレーマーハーフェン市は独自に市議会をもっている。
 
=== 行政 ===
* [[ドイツ社会民主党]] (SPD) 33
行政機関である'''参事会''' (Senat) は、[[議院内閣制]]の合議体で、他の州における州首相に相当する役職は、参事会議長兼第1市長である。第1市長は市議会から多数決で選出される。通常は1党の党首が選出されるが、過半数の党がない場合は連立協議において話し合いがなされる。他の州とは異なり、議長以外の参事会員(閣僚)もまた、市議会での多数決で選出される。選出される資格として市議会議員であることは要求されていないが、議員の中から選ばれるのが慣例である。第1市長は、こうして選ばれた参事会員の中から代行を務める第2市長を選任する。参事会は州だけでなくブレーメン市の行政執行も担当する。
* [[ドイツキリスト教民主同盟]] (CDU) 23
* [[同盟90/緑の党]] (GRÜNE) 14
* [[左翼党 (ドイツ)|左翼党]](Die Linke) 7
* [[自由民主党 (ドイツ)|自由民主党]] (FDP) 5
* [[ドイツ民族同盟]] (DVU) 1
SPD と同盟90/緑の党が連立与党を組んでいる。この議会は、ブレーメン市の立法機関を兼ねる。これに対し、ブレーマーハーフェン市は独自に市議会をもっている。
 
== 脚注 ==
行政機関である'''参事会''' (Senat) は、[[議院内閣制]]の合議体で、他の州における州首相に相当する役職は、参事会議長兼第1市長である。第1市長は、市議会から多数決で選出される。通常は、第1党の党首が選出されるが、過半数の党がない場合は連立協議において話し合いがなされる。他の州とは異なり、議長以外の参事会員(閣僚)もまた、市議会での多数決で選出される。選出される資格として市議会議員であることは要求されていないが、議員の中から選ばれるのが慣例である。第1市長は、こうして選ばれた参事会員の中から代行を務める第2市長を選任する。参事会は、州だけでなくブレーメン市の行政執行も担当する。
{{Reflist}}
 
{{ドイツの連邦州}}