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潜航中の[[潜水艦]]が海上の様子を観察するために用いたり、[[塹壕戦]]で地上の様子を観察するために用いる。また、[[戦車]]にも搭載される。レーダーによる発見を避けるため、近年ではステルス性を備えた物も搭載されている。
これらの中に近年では、[[双眼鏡]]タイプもあり、レンズの[[焦点距離]]と[[鏡筒]]の角度から距離の測定にも使用される。精度の高い物は軍事用に利用され電子式が発達している。また、[[暗視装置]]の付けられている物もある。近年では非船殻貫通型潜望鏡も搭載されつつある。原理はディジタル(ビデオ)カメラで外部を撮影し、発令所のディスプレイに表示する形、という方式である。電子技術の発達により解像度、感度が向上した。従来の光学的な潜望鏡と異なり船殻に穴を開けて潜望鏡を設置する必要がなくなるため、非船殻貫通型として耐圧船殻の開口部を減らし、強度を増すことができる。画像処理でを加えたり、赤外線[[暗視装置]]とすること等も可能である。
原理上自然光が頼りの光学式は、特にレンズのコーティングにより空気-レンズ面の反射率が下げられるようになる第2次世界大戦以前は、レンズ枚数が多い上にレンズ径をむやみに大きくすることもできず、暗視性能が課題であった。電子式はそういった問題が無いのも利点である。
構造上、光学式は光路長が長くなると必然的に視野が暗くなるが電子式は減衰がない。
[[レーダー双眼鏡]]が一般化する前にタイプもあり、[[軍艦鏡筒]]などの艦船で角度から距離の測定にも使わ用されていたる。水上艦艇等の[[レンジファインダー|光学測距儀]]の距離測定もの原理的にはこれと同じものである。<!-- 潜望鏡で三角測量する? -->
[[バード・ウォッチング]]などに使われる、簡便な携帯用の製品もある。
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