「嶋中事件」の版間の差分

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もう1人の家政婦は隣家に飛び込み、同家の電話で警察に急報した。この間、長女は泣きながら、二階で試験勉強中だった中学三年生の長男のところに駆け込んだ。長男が驚いて一階に降りた時には、犯人の少年はいなかった。わずか3分程度の間の出来事だったという。夫人は畳間にそのまま倒れており、全治二ヶ月の負傷。被害者となった家政婦は台所の土間で虫の息で倒れているところを発見され、近くの病院に搬送する途中で死亡した。
 
逃走した少年は翌朝に[[浅草]]の[[派出所]]前で[[職務質問]]を受けて逮捕された。頭を丸坊主にしており、自するつもりだったと言った。犯行の動機については「作者も悪いが、それを売って金を儲ける社長はなお悪い」と言ったという。所持していたハンカチには「天皇陛下万歳」と書かれていた<ref name="中村p22">中村智子『「風流夢譚事件」以後 編集者の自分史』田畑書店、1976年、p.22</ref>
 
== 事件後の顛末 ==