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視野を広げて歴史を振り返れば、[[粘土板]]と棒(メソポタミア)、[[パピルス]]と[[葦]]ペンと[[インク]](古代エジプト)、[[竹簡]]と筆と[[墨]]と[[硯]](古代中国)、[[和紙]]と筆・墨・硯(日本)、[[羊皮紙]]と[[羽ペン]]([[中世]]ヨーロッパ。[[写本]]など)、[[紙]]と[[万年筆]](20世紀、各地)、[[ノートブック|ノート]]と[[鉛筆]]や[[ペン]]類(現代、各地) 等々等々、様々な筆記用具を用いてきた歴史がある。
 
筆記用具の概念を革命的に変えたのは[[ワードプロセッサ]]の出現である。アメリカで生まれた時は文章を編集・構成する「意識の拡張」の道具にすぎなかったが、日本では工業化に向かないとされた[[かな混じり文|漢字かな混じり文]] の劣勢を一挙に改革してキーボードとともに筆記用具としての地位を確立した。作家の[[坂口安吾]]は「文字と速力と文学」([[http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45853_32939.html]][[1940年]])の中で「私の想念は電光の如く流れ走つてゐるのに、私の書く文字はたど/\しく遅い」と書いていたが、そうした速力も想念に追いつけるようになったのである。デジタル化で完全なコピーも可能になった。ネットとつながることで、目の前の紙などから瞬時に、送信することもできるようになった。
 
<!--「{{要出典|言葉を意図的に選択し、特定の構文を用いて、何かを書き記すことである。|date=2014年4月}}」-->