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ルターと音楽の関わりについては「芸術・文化」セクションで記述するようにした。
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== 芸術・文化 ==
[[ヨハン・パッヘルベル|J.パッヘルベル]]、[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ|J.S.バッハ]]、[[テレマン]]、[[フェリックス・メンデルスゾーン|メンデルスゾーン]]など著名な音楽家が所属していたことで有名である。バッハはルーテル教会が生み出した偉大な音楽家ともされていである<ref>日本福音ルーテル大森教会 バッハの教会 http://www16.big.or.jp/~omori-lt/ch/aboutch.html</ref>。また創設者であ、源流に当たるルター自身も作詞作曲の[[聖歌隊]]を経験があり[[賛美歌]]作詞作曲したこと音楽家でも有名でった。バッハはその中から会衆賛美歌を活かし、教会音楽の中心に据えたとされる<ref>日本福音ルーテル大森教会 バッハの教会 http://www16.big.or.jp/~omori-lt/ch/aboutch.html</ref>。
 
宗教改革の旗手の中には[[フルドリッヒ・ツヴィングリ|ツヴィングリ]]のように[[典礼音楽]]を否定したり重視しなかった人もいたが、ルターは[[万人祭司]]音楽を神理念に基づ賜物として高く評価した。かれは、聖歌隊を主な歌手とするラテン語聖歌に代わっ会衆が礼拝音楽に直接参加することを唱え、そのための一般信徒も歌うことができるドイツ語の讃美歌を書いた。とりわけ詩篇46を翻案して作詞作曲した「[[神はわがやぐら]]」は有名である。以後、ドイツ語の讃美歌([[コラール]])が多数創作されて教会堂で歌われるようになり、ルター派教会音楽は18世紀前半まで隆盛を誇った。その後一時衰退したが、19世紀から20世紀にかけて徐々に復興した<ref>藤原一弘「コラール」「ルター派」『岩波 キリスト教辞典』 大貫隆・名取四郎・宮本久雄・百瀬文晃 編、岩波書店、2002年、407-408頁、1204頁。</ref>。
 
[[アルブレヒト・デューラー]]、[[ルーカス・クラナッハ]]、[[カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ]]、[[エゴン・シーレ]]らの著名な画家たちもルター派に属していた。多くの思想家も輩出しており、[[ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル]]、[[セーレン・キェルケゴール]]、[[フリードリヒ・ニーチェ]]が代表的存在である。ルター派牧師の子であった[[フリードリヒ・ニーチェ]]はキリスト教批判を続けたが、教会を離脱することも破門されることもなく、葬儀はルター派教会で盛大に行われている。