「アゴタ・クリストフ」の版間の差分

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'''アゴタ・クリストフ'''(''Agota Kristof''), [[1935年]][[10月30日]] - [[2011年]][[7月27日]])は、[[ハンガリー]]出身の[[作家]]。ハンガリー出身であるため本来の姓名は名→姓の順番で'''クリシュトーフ・アーゴタ'''(''Kristóf Ágota'') [ˈkriʃtoːf.ˈɑ̈ːɡotɒ]となるべきであるが、スイスに居住し主に [[フランス語]]で著作を執筆していたため、作家としてはフランス語風の「アゴタ・クリストフ」を名乗っており、日本でもこの名前で紹介されている。
 
[[1956年]]の[[ハンガリー動乱]]で[[オーストリア]]へ脱出し、[[スイス]]に定住したために「[[亡命]]作家」と見なされがちであるが、本人は[[ハンガリー]][[国籍]]も保持しており、また出国してから12年後には帰国も果たしているので「亡命作家」と言うよりはむしろ「[[難民]]作家」と見なすべきであろう。生計のために、移住先のフランス語で執筆したが、母語であるハンガリー語に対する思い入れと、ハンガリー人としての民族意識は最後まで非常に強かったことは様々なインタビューなどからも読み取れる。
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== 小説 ==
* 『悪童日記』 ''Le Grand Cahier'' ([[1986年]])
** [[堀茂樹]]訳 [[早川書房]]、1991 のち文庫
* 『ふたりの証拠』 ''La Preuve'' ([[1988年]])
** 堀茂樹訳 早川書房、1991 のち文庫