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taiyou
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[[暦]]と月の関係は近代に至るまで密接であった。月の《満ち欠け》をもとに決めた暦は[[太陰暦]]と言い、地球から月を見ると月の明るい部分の形は毎日変化し約29.5日周期で同じ形となっており、この変化の周期をもとに暦を決めたものである。歴史的に見ればもともと太陰暦を採用していた地域のほうが多かったのであり、現代でも[[太陽暦]]と太陰暦を併用している文化圏はある。月を基準に決めた暦というのは、[[漁師]]など自然を相手に仕事をする人々にとっては日付がそのまま有用な情報をもたらしてくれるものである。日本でも、[[明治5年]]までは[[太陽太陰暦]]を主として使用していた。明治5年に公的な制度を変えた段階でこれを「[[旧暦]]」と呼ぶようになったが、その後も長らく旧暦のカレンダーは販売され、両方を併用する人々は多かった。
 
日本語では暦を読むことを「月を読む」「ツキヨミ([[ツクヨミ]])」「月読」と言った。暦と言えば近代まで太陽太陰暦であったため、暦を読むとはすなわち月を読むことであった<ref>「コヨミ」は「カヨミ(日を読むこと)」が転じた語彙という説が有力である(『神道の本 八百万の神々がつどう秘教的祭祀の世界』 [[学研ホールディングス|学研]])。</ref>。
{{See also|太陰暦|月 (暦)}}