「摩訶般若波羅蜜経」の版間の差分
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『'''摩訶般若波羅蜜経'''』(まかはんにゃはらみつきょう)は、[[般若経|般若経典]]の一つである『'''二万五千頌般若経'''』(にまんごせんじゅはんにゃきょう、{{lang-sa-short|Pañcaviṃśatisāhasrikā-prajñāpāramitā Sūtra}}, '''パンチャヴィムシャティサーハスリカー・プラジュニャーパーラミター・スートラ''')の、[[鳩摩羅什]]による漢訳
鳩摩羅什の訳した経の中には、『摩訶般若波羅蜜経』と名づけられるものがもう一つあるが、そちらは『八千頌般若経』の漢訳
[[ナーガールジュナ]]([[龍樹]])が著した『[[大智度論]]』は、本経(『
==位置付け==
般若経典は初期[[大乗]]から中期大乗にわたって、小さいものは『金剛般若経』『八千頌般若経』から、大きいものは『十万頌般若経』まで多数つくられたが、その中庸の時期(2~3世紀頃)に繁簡宜しきを得てまとめられたのが『二万五千頌般若経』である。[[大蔵経]]に収録されている漢訳は、
*[[竺法護]]訳『光讃経』
*
*
*[[玄奘]]訳『[[大般若波羅蜜多経]]・第二会』
の4本である。
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『二万五千頌般若経』の特徴としては、紀元前後の『八千頌般若経』で形づくられた大乗仏教の基礎となる般若思想をもった教団が、[[説一切有部]]のような力のある部派仏教教団の教説に吟味を加え、それらと対峙・超克しながら増広敷衍しながらまとめた大乗の[[アビダルマ]]といった観があり、それ以前の仏教の教説の集大成となっているといってよい。
鳩摩羅什は、もう一方の大乗仏教を代表する経典である[[法華経]]とともに、この『'''摩訶般若波羅蜜経'''』ならびにこの経の解説である『
== 関連書 ==
* [[椎尾弁匡|椎尾辨匡]] 『國譯訳摩訶般若波羅密經』(1918年 國譯大藏經 經部 2~3巻 解題・原文 国民文庫刊行会、原文は弘教藏より収録、1974年第一書房から復刊)
*木村高尉 校訂『梵文二万五千頌般若経』山喜房佛書林▼
** ISBN 978-4-8042-0241-9 C3315 \297500E(セット)
* 平井俊榮(元[[駒澤大学]]学長)訳注 <仏教経典選>『般若経 [[般若心経]] [[金剛般若経]] 大品般若経(5品のみ)』(1986年 筑摩書房、2009年[[ちくま学芸文庫]]収録)
** ISBN 978-4-480-09247-2
**4) ISBN 4-7963-1022-3、5) ISBN 4-7963-1023-1、6 - 8) ISBN 4-7963-1024-X
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*[[般若経]]
*[[鳩摩羅什]]
*
[[category:般若経|まかはんにやはらみつきよう]]
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