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=== 仏教 ===
[[仏教]]の[[経典]]について言えば、冒頭で「このように私は聞いた」(如是我聞)と述べ、[[釈迦]]の説法を聞き写したという体裁をとるのがしきたりで、その内容は[[仏説]]であるという。「仏説」を[[紀元前5世紀]]ごろの釈迦が話したことを直接の弟子が書き取ったものと定義するならば、そのようなものは現存しない。『[[阿含経]]』などもっとも古いと思われるものでも早くて[[紀元前4世紀]]、それから長い時間をかけて、徐々に[[結集]]として編集されたものと考えられている。『[[般若経]]』など[[大乗仏教|大乗]][[仏典]]は紀元前後から[[3世紀]]ごろの成立であり、釈迦の時代から大きく離れているため仏説ではないと主張されることもあるが、成立時期の問題よりも、[[上座部仏教]]と[[大乗仏教]]の間での教義の違いを反映していると言えよう(→[[大乗非仏説]]を参照)。『[[無量義経]]』『[[仏説盂蘭盆経]]』『[[十王信仰|十王経]]』『[[十句観音経]]』など、原典が[[サンスクリット語]]などの[[インド]]の言葉ではなく、[[中国]]や[[朝鮮]]半島において[[漢文]]で成立したものが[[偽経]](疑経)と呼ばれることもある。
 
=== 儒教 ===