「商品先物取引」の版間の差分

このため、取引員は取引所に対し中立のポジションをとる傾向があり、当然一般の顧客とは反対のポジションをとる傾向となる。これを向かい玉といい(市場を全く通さない場合は呑み玉という不正行為である。刑法第185条 、同法第186条参照)、顧客に対する出金遅延の原因となりやすい。向かい玉については、運用方法に問題がある場合において、最高裁は平成21年7月16日と平成21年12月18日に利益相反取引について、可能性があることを受託する前にきちんと説明し自己玉を建てたのちにきちんと事後通知をしないと、商品取引員は委託者に対して賠償責任を負うと判示し、平成4年2月18日には、「客殺し商法」として、詐欺罪が適用出来ると判示している。なお、ザラバにおいても、注文を貯めたり、指値注文や成行注文をうまく運用することにより、東京工業品取引所の旧システム(NTTデータ製)売買下においても、値段の完全一致はできないが、委託玉と自己玉のそれぞれの同じ値段か値段の近いところで約定させる類似した取引が行われていた。また、指値ではなく成行注文の場合、値段の完全一致が出来る寄付の板合わせ(証券取引所における板寄せ取引と同じ仕組み)に取引を誘導することも行われていた。よって、問題の本質は、ザラバがよく、板寄せが悪いのではなく、取引員の営業姿勢によるものである。
 
バイカイについては、法律上有効説と無効説が議論されたことがあり、大審院判例においても、無効と判示としたことがあったが、後に、当業者の間で物議を招き有効と判示してる。(無効説=大審院大正3年(オ)第664号第二民事部同5年6月26日判決。有効説=大審院大正5年(オ)第420号第一民事部同5年11月14日判決、大審院大正5年(オ)第197号民事総合部同6年4月9日判決)
 
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