「イトグモ科」の版間の差分

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==分類==
これら2属はいずれも6眼の単性域類という点で同じ群であることは明らかだが、外見的な特徴が大きく異なるため、歴史的に扱いが異なる。イトグモ属は長く[[ヤマシログモ科]]に含められた。''Sicarius'' は独自の Sicariidae とされた。後にイトグモ属がこの科に移されたものである。現在でもこの2科は近縁なものと考えられ、共通の特徴として間疣がはっきりしていること、下唇が胸板と癒合することなどがある。イトグモ属がヤマシログモ科と異なる点として、ヤマシログモ科では頭胸部が盛り上がること、糸を吐いて捕虫する事、雄の触肢器官の様子などが挙げられる。
 
世界に2属120種ほどが分布し、このうちでイトグモ属が約100種である。日本産は以下の1種のみだが、人為分布と考えられている。それ以外のものについては[[イトグモ科の属種]]の項を参照されたい。