「脂質異常症」の版間の差分

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==== 高LDL-Cの治療 ====
HMG-CoA阻害薬であるスタチン系が第一選択となる。重大な副作用としては肝障害と骨格筋障害が知られている。筋肉痛といった症状が出現することが多く、筋炎や横紋筋融解症は極めて稀である。筋疾患や甲状腺機能低下症が認められる場合は横紋筋融解症のリスクが高まるため注意が必要である。高齢者や肝機能障害、腎機能障害がある場合も注意が必要である。重症(目標値よりも50 mg/dL 以上高い)であれば[[アトルバスタチン]]({{sname||Lipitor}} [[リピトール]]®)、[[ピタバスタチン]](リバロ®)、[[ロスバスタチン]](クレストール®)が選択されることが多く、軽症(目標値との差が30 mg/dL 以内)ならば[[プラバスタチン]](メバロチン®)、[[シンバスタチン]](リポバス®)、薬物相互作用が気になる場合はプラバスタチン(メバロチン®)、[[ピタバスタチン]](リバロ®)が選択されることが多い。相互作用はマクロライド系抗菌薬、アゾール系抗真菌薬、カルシウム拮抗薬など多岐にわたる。
 
==== 高TGの治療 ====