「ヘンリー・リー・ルーカス」の版間の差分

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Aciezuki (会話 | 投稿記録)
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ヴィオラはしばしば「お前は死ぬまで私の[[奴隷]]」「あんたは[[悪魔]]から生まれた生き物なのだから、当然あんたは悪魔なのだ。腐ったろくでなしとして生きてもらう」「あんたはこの世に地獄をもたらすために生まれてきた」と、ヘンリーを罵倒した。ヴィオラ以外の人物にヘンリーが優しく接せられると、ヴィオラは激しく怒り、ヘンリーに優しくした本人を口汚く罵った。小学校の高学年になったとき、ヘンリーは[[ラバ]]を飼いたがっていた。ヴィオラが珍しくラバの子供を買ってきてヘンリーに与えたことがあった。ヘンリーは喜び、寝食も共にするほど気に入り、ラバもヘンリーに懐いた。ヴィオラがヘンリーに、ラバが気に入ったかどうかを尋ね、ヘンリーが気に入った旨を告げると、そのラバを射殺した。ヘンリー自身、「おふくろは、俺が何かを愛するという感情を抱くことに我慢ならなかった」「おふくろは完全な狂人だった」と告白しており、ヴィオラが人格的に異常であったことは明らかであった。
 
ヘンリーは10歳で酒の味を覚えたが、それは父親の影響であった。父親もまたヴィオラから罵倒されたり虐待されていた。そればかりか、アンダーソン父親彼女からヴィオラに虐待されるのが好きであった。ヘンリーは後に、「本当の親父だったかどうかも分からない」「汚らわしい[[マゾヒズム|マゾ]]だった」などと語っている。14歳ではじめての殺人(17歳の少女を[[レイプ]]して絞殺)を犯した。最初の殺人は、ヘンリーにとって最悪のものであった。母による激しい虐待と、女性に対する彼の意識が彼を大きく歪ませ、女性とセックスに対して激しい憎悪を抱くようになった。23歳まで出所と服役を繰り返すが、同年に義姉の元で恋に落ちた。ヘンリーは彼女と生きていくことを決め、まともに働こうとした。だが、母親がヘンリーの元に現れ、口汚く罵ったことで恋人は彼の元を立ち去り、ヘンリーは再び独りになった。
 
==母の殺害==