「電気定数」の版間の差分

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{{物理定数
#REDIRECT [[誘電率]]
|英語=electric constant
|記号={{math|''ε''{{sub|0}}}}
|値={{nowrap|8.854 187 817...{{e-|12}} F m{{sup|-1}}}}<ref name="nist"/>
|不確かさ=定義値
}}
'''真空の誘電率'''({{Lang-en|permittivity of vacuum}})、あるいは'''電気定数'''({{en|electric constant}})とは、[[電磁気学]]の単位系を定める[[物理定数]]の一つである。単位系を定める為の人為的な定数であり、単位系の選択によっては現れない。
記号は {{math|''&epsilon;''{{sub|0}}}} が用いられる。
 
その値は
{{Indent|
<math>\epsilon_0 =8.854\ 187\ 817\ldots\times 10^{-12}\ \text{F}\ \text{m}^{-1}</math>
}}
である(2010[[CODATA]]推奨値<ref name="nist">[[#nist|CODATA Value]]</ref>)。
真空の誘電率は[[光速度]] {{mvar|c}}、[[真空の透磁率]] {{math|''&mu;''{{sub|0}} との間に
{{Indent|
<math>\epsilon_0 =\frac{1}{\mu_0c^2}</math>
}}
の関係がある。光速度と真空の透磁率はSI単位系において定義値であり、真空の誘電率もまた定義値であり、不確かさはない。
 
真空中において[[電束密度]] {{mvar|'''D'''}} は、[[電場|電場の強度]] {{mvar|'''E'''}} に比例する。真空の誘電率はその比例係数として導入される。
{{Indent|
<math>\boldsymbol{D} =\epsilon_0 \boldsymbol{E}</math>
}}
 
[[誘電率]]は、電場中での[[誘電体]]の応答を表す[[物性値]]である。「真空の誘電率」という名称から真空が誘電体であるかのような錯覚をしがちだが、真空の誘電率は単位換算のための定数であり、真空は誘電体ではない。誘電率は単位を換算する真空の誘電率と、誘電体の性質を反映する[[比誘電率]]の積として表される。
 
== 脚注 ==
<references/>
 
== 外部リンク ==
* {{Cite web
|url=http://physics.nist.gov/cgi-bin/cuu/Value?ep0
|title={{en|CODATA Value: electric constant}}
|accessdate=2014
|publisher=NIST
|ref=nist
}}
 
{{DEFAULTSORT:しんくうのゆうてんりつ}}
[[Category:物理定数]]
[[Category:電磁気学]]