「読売新聞の宮崎勤事件に関する捏造事件」の版間の差分

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[[1989年]][[8月17日]]、読売新聞は[[夕刊]]一面トップで、[[東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件]](宮崎勤事件)の[[容疑者]]である[[宮崎勤]]の潜伏する[[アジト]]を発見したと報道した。記事ではアジトの詳細な様子が語られており、「奥多摩山中・小峰峠近くで発見」「自宅から南東へ約1.5キロ」「宮崎家の使用人だった男性が住んでいた小屋」「警察が多数の有力物証を押収」「遺体放置場所もこのアジト内」「遺体観察にかよう」「宮崎供述の矛盾、疑問点がことごとく解明」などと続き、アジトのある山小屋付近の地図まで掲載されていた。
 
しかし、[[警察]]の捜査本部は即座に全面否定するなど、当初からその真偽について疑問が呈され、ほどなく報道内容が全くの誤りであることが判明。翌日には虚偽の内容を掲載したことに関する「おわび」を出したものの、記事が掲載された経緯について釈明する検証記事の発表まで2ヶ月を要し、その内容も「激しい取材競争の中で一線記者が冷静さを失い、断片的な情報を総合する段階で、強い思い込みから不確かな『事実』を間違いのない『事実』と信じ込んだ(同年[[10月15日]]付朝刊)といった抽象的なものであった。
 
==事件の影響==