「田口良遠」の版間の差分
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== 良遠の逃亡 ==
『[[平家物語]]』によれば、義経が阿波国勝浦浜<ref>『源平盛衰記』に「はちまあまこの浦」とあり、角田文衛は勝浦郡八万の尼子浦(徳島市八万町の勝浦川の河口付近)と推定している(参考文献の1、127頁)。</ref>に上陸すると40歳がらみの男が黒皮緘の鎧姿で現れたので、降人とさせて義経のもとに引き連れその名を問うと、「当国の住人板西近藤六親家<ref>親家の通称については『平家物語』のほか『源平盛衰記』に「近藤六」、『吾妻鏡』では「近藤七」(参考文献の1、328頁、第2章の補注)。</ref>」と答え、また上陸地の名を「勝浦」と言った。義経は笑って、「(勝らとは、)世辞だな」と言うと、近藤七は「かつらとは言い易くそう言うのですが、文字には勝浦と書くのです」。義経はそれを聞くと目出度いと喜び、そして更に「もしもこの辺りで平家に加勢するような者が
== 脚注 ==
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