「食道癌」の版間の差分

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== 予後 ==
[[胃癌]]、[[大腸癌]]を含む[[消化]]の癌の中では[[予後]]は極めて悪い。これは[[リンパ節]][[転移 (医学)|転移]]が多いことと、[[食道]]は他の[[消化器]]臓器と異なり[[漿膜]](外膜)を有していないため、比較的周囲に浸潤しやすいことが上げられる。
 
食道癌全体での[[5年生存率]]は、1970年には4%であったが現在では14%ほどに改善している。アメリカでの成績であるが、手術を行った場合の5年生存率は、0期で95%以上、I期で50-80%、IIA期で30-40%、IIB期で10-30%、III期で10-15%である。IV期は「[[転移 (医学)|転移]]あり」を意味するが、生存期間中央値が1年以下である。TNM分類以外で予後を予測する因子として、以下が統計的に証明された[[予後不良]]因子である: BMIの10%以上の減少、嚥下困難、大きな腫瘍、高齢、lymphatic micrometastases。