「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の版間の差分

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: 幼少時からずっと友達ができず、周囲からは存在を軽んじられたり、上っ面だけの優しさに裏切られたりしたなどの経験から幾多のトラウマを抱えており、他人からの好意を信じることができなくなった。この為、優しくされても罰ゲームなど必ず何か裏があると見ており、特に女子に対しては強い警戒心と猜疑心を抱いている<ref group="注">中学時代、好きになった女子に告白して振られ、このことを翌日、その女子がクラス中に広めて笑い者され、大恥をかかされたトラウマから。8巻で判明する。その張本人である「折本かおり」については当該項目も参照のこと。</ref>。これまでの経験とそこからくる猜疑心の強さからか洞察力は確かなようで、作中の登場人物の内面や行動の思惑・結果などをよく察知している。現在では友達を作ることを諦め「ぼっち」であることを誇りにさえしている。静には「純粋すぎる」と評され、裏切られ続けたゆえに嘘や建前・同情による交友関係を嫌っており、それで成り立っている関係や行動には否定的であるが、逆に言えばそうしたものがない純粋な友情を尊んでいるといえる。また、自分自身の他人に対する期待や評価が外れていると、例え対象の人物が不誠実で自分が不利益を被っても「自分のイメージの押しつけであり自業自得」と割り切って自己嫌悪するなど内罰的なところがある。
: 学校では他人と会話をすることが滅多になく、クラスメイトから名前を正しく呼んでもらえないことが少なくないが、全く意に介していない。顔だち自体は悪くはないらしいが、静をはじめ他の登場人物たちからは「目が腐っている<ref group="注">登場人物の中で唯一目のデザインが違う。</ref>」「根性が腐っている」などと言われている。静からは高二病<ref group="注">[[中二病]]の発展形で主に中二病を否定する言動や考えのことを言う。しかし自分は周りとは違うという自己アピールの観点では中二病と同じである。</ref>と評されており、中学時代には実際に中二病だったと自覚している。
: 「青春とは嘘であり、悪である」と題した、全てを真っ向から否定する内容の作文に怒った静先生によって、「あの舐め腐った作文の懲罰」という名目で奉仕部に強制的に入部させられ、生徒やその関係者からの依頼に当っていくが、これまで生きた中で(存在すらも)認めてもらえなかった事から「ぼっちの自分が周囲にとって無価値なものである」との認識を持っており、ヒール役に徹するなど自己犠牲を厭わない一方で自分自身の社会的立場の向上に対する執着を全く持っていない。周囲からの好意を一切無碍にし、尚且つ人の悪性しか信じない姿勢も相まって、雪乃らからは苦々しく思われており、評価も芳しくない。特に「みんな仲良く」を信条とする葉山とは考え方が正反対である事から衝突もしばしば。
: 高校入学の当日、登校途中にたまたま通りすがりの女の子が散歩させていた犬が車に轢かれそうになったのを身を挺して助けたために自分が轢かれてしまい、3週間入院するはめになった。そのために高校で「ぼっち」デビューすることとなったが、それがなくても結果は変わらなかっただろうと本人は考えている。
: 結衣が自分が助けた犬の飼い主と知った際は、その引け目や同情で優しく接してくれていると感じ、関係のリセットを試みるが、それでも踏み込んでくる結衣に対し距離をはかりかねていたが、彼女なりの考えを悟ってからは、そういった行動を取る事は少なくなる。<!-- 結衣の項目と重複気味 -->また、彼女から好意を抱かれている事に気付いてはいないものの、彼女と接触した際に赤面する、彼女が男子に人気があるのを素直に納得する等、容姿を可愛いとは思っているようである。
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: 本作のヒロインの1人。総武高校二年J組所属。奉仕部部長。[[1月3日]]生まれ。[[B型]]。結衣からは「ゆきのん」と呼ばれている。座右の銘「目には目を、歯には歯を」。
: 中学生の頃に編入した帰国子女。普通科よりも偏差値が2・3ほど高い国際教養科であるJ組に所属し、学力テストでは常に学年1位。八幡をもってしてユキペディアと揶揄される程の知識もあり、運動でも楽器等でも大抵のことは3日でそれなりに修得できるという努力という概念を忘れさせる完璧超人だが、その能力が仇となり何事も続かず致命的なまでに体力がない。また極度の方向音痴でもある。結衣や陽乃に比べ胸が小さく、それを気にしている<ref group="注">本人は気にしていない様に振る舞っているものの、指摘されると饒舌になるので、周りにはバレバレである。</ref>。
: 流れるような黒髪に大人びている顔立ちの美少女であり、白いラインが入った黒の[[ニーソックス]]を履いている、学校では誰もが知るほどの存在。その美貌と完璧さのために、小学校高学年の頃から多くの男子生徒に好意を寄せられ続ける反面、女子生徒からは常に嫉妬の対象とされて、想像を絶するないじめを受け続け友達と呼べる存在が誰もいなかった。そういった経験から、人の嫉妬などの醜い部分を深く知った雪乃は、それを含めて世界を変えるため奉仕部で活動している。
: 普段は冷静であるが、勝負事となると極度の負けず嫌いの一面を見せる。元々年齢に見合わないほどの老成した冷徹さ・性格達観した考えの持ち主だったが、前述のように長年に渡りいじめ経験を受けてきたというそれなりの修羅場をくぐり抜けてきたことにより、それらに磨きがかかった。そのため歯に衣を着せぬ物言いで建前や嘘を嫌い、そこに憧れた結衣と後に友達関係となる。八幡に対しては一線を画すかのような辛辣な毒舌・暴言を浴びせるのが常であるものの奉仕部の活動を通し信頼を寄せるようになった反面、時にヒールかつ強引な解決方法を取ることを良しとしない様子を見せる。予想外な対応をされるとアドリブに弱く、照れて口数多く捲し立てる癖がある。
: 読書を趣味としており、部活動時は本を読んでいることも多い。東京ディスティニーランドの人気キャラクターでもある「パンダのパンさん」を幼少の頃に原作の原書を読んで以来マニアとも呼べる域に達している程のファンであり、また猫が大好きだが人前ではなかなかそれを素直に出せない。逆に犬は大の苦手。他にも休日には映画鑑賞することもしている。
: 実家はかなり裕福で、父親は[[県議会議員]]・建設会社社長。現在は高級マンションで1人暮らしをしている。八幡が高校入学初日にはねられた車は彼女の家のもので、事故のときに彼女自身も同乗していた<ref group="注">少なくとも3巻の時点で事故の相手が八幡であったと認識している。</ref>。
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: 学校の成績は悪く、八幡いわく「アホの子」。勉強に時間を割くのは意味がないと考えていたが、八幡と同じ大学に行きたいと思うようになり勉強をしようという姿勢を見せる(続いているかどうかは不明)。料理の腕も壊滅的で、クッキーを作ろうとしても「[[ジョイフル本田]]で売ってる木炭みたいなもの」<ref group="注">八幡曰く「不器用な上に大雑把で無駄に独創的」「味、というか刺激といったほうがいい」。</ref>になってしまう。奉仕部に関わってから料理に対し興味が湧いたようで趣味は料理(料理鑑賞)などとも語っていたりするが、一向に上達した気配はない。
: 学校へはバス通学をしており、家は駅<ref group="注">アニメ版の描写からモデルは[[京葉線]][[稲毛海岸駅]]。</ref>から歩いて数分のマンション郡の一角にあるごく普通の一般家庭で両親と共に暮らしているが、幼少期は団地育ちである。
: 実は八幡が身を挺して助けた犬の飼い主であり、それを切っ掛けとして以前から八幡を知っている<ref group="注">なお、八幡の入院中にお菓子を持って八幡の自宅に見舞いに来たことがあり、その時に会っていた小町には「お菓子の人」と記憶されていた。八幡自身は事故当時、飼い主が女の子であることは認識していたが、顔などは覚えていなかった。</ref>。八幡に好意を抱いているがなかなか正直にそれを示すことができず、事故を切っ掛けとしていたことから八幡には恩返しや同情の類と誤解されてしまいすれ違っていたが、何とか誤解を解き、以前の様な関係に戻った。雪乃とは対照的に猫が苦手。
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; {{Anchor|平塚静|平塚 静(ひらつか しずか)}}
: 声 - [[柚木涼香]]
: 総武高校の国語教師で、奉仕部の顧問。生活指導担当でもある。A型。座右の銘「真ん中から打ち砕く!!俺の自慢の、拳でぇぇ!!」。
: 黒髪ロングの美人で巨乳であり、それなりの格好をすれば周囲から注目を集めるほどであるが、ヘビースモーカーでどこかおっさん臭いところがあり、八幡とのメールのやりとりにも見られる相手との距離感の詰め方のせいか、かなり強い結婚願望に反し男運が全くない<ref group="注">八幡もドン引きしつつ最初は「誰か貰ってやれよ」と他人事のように見ていたが、物語の進行と共に「俺が貰ってしまいそう」と少し心境の変化が出て来ている。余談だが女性陣の中で彼女らの父母が実際に八幡と対面したのは静だけである。</ref>。年齢は詳細には明かされていないが、[[アラサー]]であることが示唆されている。学校内ではスーツの上に白衣という出で立ちである。
: 八幡や雪乃など社会に適応できないと思われる生徒を集めては奉仕部に強制入部させており、またそういった生徒たちは見ていて面白いとも評している。奉仕部の活動については、競争させるなどの方針は決めているものの具体的な行動についての強制はしておらず、基本的に生徒自身に任せている。
: 熱い少年マンガやアニメをこよなく愛しており、会話でも頻繁にそのネタが登場するだけでなく実際に「拳で語る」<ref group="注">対八幡限定。打撃以外のバリエーションも有り。行使の理由は八幡が何かにつけて屁理屈をこねて対抗するから。</ref>こともしばしばある。八幡に対してはどこか教師と生徒という立場や年齢の違いを越えた感情を抱いている節があり、何かと気にかけたり他の生徒には話せないようなことを話してくれたりもする。八幡の方も、鉄拳制裁などを受けつつも悪印象は持っていない。
: 学生時代千葉周辺のラーメン屋はだいたい制覇しているらしい。ただし、トマト麺だけは苦手。
 
==== 八幡の関係者 ====