「アゴニスト」の版間の差分

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Homura magica (会話 | 投稿記録)
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; オピオイド
: [[オピオイド]]のパーシャルアゴニストは弱オピオイドといわれ、依存性がアゴニストに比べて少ないことから、急性期疾患の鎮痛薬としてよく用いられる。アゴニスト使用時はパーシャルアゴニストとしての作用抑制効果が出現するため、併用禁忌とされている。あくまで、アゴニスト使用時にパーシャルアゴニストを使用すると薬効がアゴニスト使用時とパーシャルアゴニスト使用時の中間程度になるというだけの話である。[[レミフェンタニル]]の術後疼痛対策で弱オピオイドを用いたり、人工呼吸器下の患者で鎮痛に弱オピオイドを用いて、その鎮痛効果がきれるまえに術中鎮痛としてオピオイドを使用するといったことはよくある。
; ベンゾジアゼピン系睡眠薬{{疑問点|date=2014年5月}}
: [[ベンゾジアゼピン系]]睡眠薬にはパーシャルアゴニストが知られている。ゾピクロン(アモバン)やゾルピデム(マイスリー)といった非ベンゾジアゼピン系睡眠薬がこれらに該当する。これらはω1には作用するものの、ω2には作用しないため鎮静作用が殆どで、抗不安作用、抗けいれん作用、筋弛緩作用は弱くなっている。{{要出典|範囲=反跳性不眠や依存性もほぼなく、離脱症状も生じないため安全性がかなり高い|date=2014年5月}}。これらはパーシャルアゴニストと記載する書物も認められるが、どちらかというと選択的アゴニストと考えられる。
; 抗精神病薬
: アリピプラゾール(エビリファイ)などがドパミンD<sub>2</sub>受容体のパーシャルアゴニストである。副作用が出現しにくいと考えられている。