「ネプチューンマン」の版間の差分

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外見のデザインは、読者応募超人である『イチバンマスク』と『ハルクマシーン』の合成であり、顔と下半身がイチバンマスク、胴体・腕がハルクマシーンのものである。イチバンマスクのイラストには「[[スタン・ハンセン|ハンセン]]と[[ハルク・ホーガン|ホーガン]]と[[ブルーザー・ブロディ|ブロディ]]を合わせたような」とコメントが添えられており<ref name="jc18-114">ゆでたまご「死の制裁!!の巻」『キン肉マン 第18巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1984年12月15日、ISBN 978-4-08-851148-1、114-126頁。</ref>、特に広い額と口髭はホーガンの特徴でもある。またハルクマシーンはホーガンの得意技・アックスボンバーの構えをとっており<ref name="jc18-114" />、ネプチューンマンもアックスボンバーそのものの技「喧嘩(クォーラル)ボンバー」を得意とする。ネプチューンマンはほかにも、ホーガンの特徴的な決めポーズである、『イチバーン!』と叫び右手人差し指を高々と挙げる動作(多くは『ナンバー・ワーン!』という台詞)を行い、格闘シーンの描き方に関してもゆでたまごはホーガンを参考にしていると発言している<ref>ゆでたまご『キン肉マン 第23巻』集英社〈ジャンプコミックス〉、1985年12月15日、ISBN 978-4-08-851803-9、カバー折り返し・作者コメント。</ref>。また超人ごとの筋肉の描き分けを初めて意識した超人とも語っている<ref name="re23"> ゆでたまご「JC背表紙超人コレクション FILE NO.23 ネプチューンマン」『キン肉マン 第23巻(復刻版)』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、2013年7月6日、ISBN 978-4-08-870747-1、202-203頁。</ref>。原作ではマスクとチョッキの色は赤を基調としているが、アニメではマスクが銀色、チョッキは緑色に変更され、レッグウォーマーも白から黄色になっている。
 
漫画本編において[[悪魔超人]]との闘いに一段落が付いた後、新シリーズ「夢の超人タッグ編」における新たな悪役として投入されたネプチューンマンら完璧超人であるが、登場した当初はあまりに偉そうでエリートぶっているなどとして読者から酷く嫌われた。従来は悪役であってもある程度支持する声があったが、ネプチューンマンの場合はそのような声も少なく、それならばと作者ゆでたまごは開き直って徹底的に悪役を貫かせることにしたという<ref>ゆでたまご「これがゆで流創作術!キン肉マン―運命の選択肢― 〜夢の超人タッグ編〜」『キン肉マン 夢の超人タッグ (3) 決着!!栄光のトロフィー編』集英社〈ジャンプリミックス ワイド版〉、2006年9月30日、ISBN 978-4-08-109270-3、166頁。</ref>。その後、『夢の超人タッグ編』終盤に行われた第3回人気投票では10位に入っている<ref>ゆでたまご『完璧の秘密!!の巻』『キン肉マン 第23巻』26-27頁。</ref>。こうした過程があっただけに、改心した時の反響も凄かったと発言している<ref name="re23"/>。
 
== 『キン肉マン』でのネプチューンマン ==
2回戦第1試合の、マッスル・ブラザーズ([[キン肉スグル|キン肉マン]]、[[キン肉マングレート]])対はぐれ悪魔超人コンビ([[アシュラマン]]、[[サンシャイン (キン肉マン)|サンシャイン]])では、2000万パワーズ([[ラーメンマン|モンゴルマン]]、[[バッファローマン]])と共に[[デスマッチ#ランバージャック・デスマッチ|ランバージャック・デスマッチ]]の囲みに加わる。試合後、敗北したアシュラマンの三面マスクを奪い、マスクを持たないサンシャインは殺害した。第2試合は2000万パワーズと金網・有刺鉄線デスマッチで戦い、磁力を操る「[[磁石|マグネット]]・パワー」を繰り出す。友情を失った正義超人に流れる鉄の汗「アイアン・スエット」が有利に働き、2000万パワーズを圧倒した。雷を投げつける技「サンダー・サーベル」でバッファローマンを倒し、モンゴルマンのマスクを奪い、助けに乱入したキン肉マンの左腕をも切断する。
 
決勝戦の3本勝負では、1本目でキン肉マングレートのマスクを10分で狩ることを予告し、これを達成する。しかし2本目、キン肉マンのマスク狩り予告を外した上、ビッグ・ザ・武道の正体が完璧超人の真の首領・ネプチューン・キングであったことが判明すると、他者を下等超人と呼んではばからないネプチューンマンの傲慢さは鳴りを潜め、試合中に動揺や焦り、悩みを多く見せるようになる。完璧超人の掟を恣意的に扱い凶器攻撃をも辞さないネプチューン・キングに対しネプチューンマンは二度目の失望を味わったことで、チームワークの乱れたヘル・ミッショネルズは頼みのマグネット・パワーも奪われ、マッスル・ドッキングによって敗北した。この時点で1-1だったが、3本目はこれまでのダメージの蓄積のため10カウント・ノックアウト負けとなり、1-2で敗れ
 
敗北後、ヘル・ミッショネルズの優勝と共に地球を制圧するべく来訪したネプチューン・キングの弟子である1000人の完璧超人たちを止めるため<ref>ゆでたまご「孤独の戦士!!の巻」『キン肉マン 第23巻』47-65頁。</ref>爆薬を飲み、『この世に完璧なものは正義超人の友情である』と言い残し、自ら敗北を知らせる人狼煙となってこれを食い止めた。
『[[キン肉マンII世]] 究極の超人タッグ編』にて再登場。本編以外では連載250回記念の第1回超人コスチューム大賞に登場<ref>ゆでたまご「進化のタッグで悪魔に臨め!!」『キン肉マンII世 25』集英社〈スーパー・プレイボーイ・コミックス〉、2004年3月24日、ISBN 978-4-08-857432-5、44頁。読者投稿のおでかけスタイルを披露</ref>。爆死からの復活について設定に変更・追加がされている。復活に携わる完璧超人に2人(ザ・ターボマン、アモイマン)が加わり、5人が全ての超人パワーを使って完璧超人に伝わる「超人再生術」を20週と8日間をかけて施した<ref name="wpbc02-203">ゆでたまご「選ばれし"越境タッグ"!?」『キン肉マンII世 究極の超人タッグ編 02』集英社〈週刊プレイボーイ・コミックス〉、2006年2月22日、ISBN 978-4-08-857453-0、203-222頁。</ref>。
 
キン肉マンの王位継承と結婚を見届けた後、ロビンマスクと共にイギリスへ帰国。ロビンは間も無く女王直属の部下となったが、ネプチューンマンは長年の戦いの疲れを癒す為マスクを外し、正義超人・喧嘩男として田舎で隠居生活を始める。穏やかな生活を送りながらも、新たな悪行超人の出現と闘いに備えて日々鍛錬を続けていたため、54歳となった時でも全盛期と変わらぬ肉体を保っており、また経験や年輪から老獪さも兼ね添えている<ref>ただし、年齢以上の肉体の酷使と、食事の過剰な節制が原因で内臓(特に心臓)は深刻なダメージを負っており、作中で何度か吐血する描写があった。</ref>。しかし、妻子を持たずに一人鍛錬に明け暮れる年月の中、より完璧な強さを求めたことで完璧超人界を再興したい気持ちが芽生えていく。[[時間超人]]ライトニングとサンダーによる歴史改変を防ぐため新世代超人たちが過去に向かう際、密航という形で時間船に乗り込む。当初は打倒時間超人のために万太郎ら新世代超人を援護する目的であったが、タイムスリップした先が己の最も光り輝いていた宇宙超人タッグ時代であると知り、タッグの優勝と完璧超人再興を目指し、'''トロフィー球根(コンプリートバルブ)'''を手にする野望を抱く。その身体能力の高さから[[セイウチン]]を勧誘し洗脳。眠っていた獣性を引き出すことで完璧超人にするが、セイウチンを心配して後を追いかけてきた[[チェック・メイト (キン肉マンII世)|チェック・メイト]]を倒し、チェック・メイトの顔の皮を剥ぐ。翌日『究極の超人タッグ』に参加、'''ヘル・イクスパンションズ'''を名乗る。
 
マグネットパワーに変わり、光ファイバーを埋め込んだ腕で使用する合体技『オプティカルファイバー・クロス・ボンバー』で対戦相手の顔の皮を剥がしコレクションするなど、以前に比べ冷徹さが増し、手段を選ばない行動をとる。試合外では若さによる甘さがなくなり、暴れるセイウチンを腕力で抑えるなど豪快な姿も見せ。予選の間引きバトルロイヤル戦では[[キン肉万太郎|万太郎]]達マッスルブラザーズ・ヌーボーを庇った火の玉・火爺隊([[バリアフリーマン]]、[[イリューヒン]])を倒し、1回戦ではスーパー・トリニティーズ([[ジェイド (キン肉マンII世)|ジェイド]]、[[スカーフェイス (キン肉マンII世)|スカーフェイス]])を破り、ジェイド以外の顔の皮を剥ぐ<ref>ジェイドに関してはセイウチンが手加減したため顔の皮は剥げなかったもののヘルメットを弾き飛ばした。</ref>。
 
2回戦ではヘルズ・ベアーズ(ウォーズマン、マイケル)と対戦。戦いの中、マイケルの正体は後の時代に登場する[[マンモスマン]]であることが判明。さらにはパートナーであるセイウチンが試合の途中で自我を取り戻したため、ウォーズマンに倒される。その直後、マンモスマンが反逆を起こしネプチューンマン側に寝返ったことでセイウチンを見捨てて、ウォーズマンをかばうセイウチンをマンモスマンとのクロスボンバーで倒し、その後ツープラトン技でウォーズマンも倒す。その時、ウォーズマンの父親ミハイルマンの最期(『ウォーズマンビギンズ』でその経緯が描かれている)を知っているような発言をしていた。試合後、納得のいかない観客のブーイングの中、'''新星(ノヴァ)・ヘル・イクスパンションズ'''を結成する。2回戦終了後は、突如現れた大魔王サタンの『黒後家蜘蛛の呪い』に世界五大厄(ライトニング、サンダーの時間超人組)、マンモスマンと共に参加しキン肉マンを呪いにかけ、準決勝前夜は訓練を偵察していた[[アレキサンドリア・ミート|ミート]]から「宇宙超人大全」を奪い取りその内容をマンモスマンに吸収させるなど非道ぶりを加速させる。しかし準決勝第1試合では、キン肉マンとテリーマン、万太郎とカオスを、それぞれ要所要所で叱咤激励、心配するような表情を見せるなど、一貫しない行動を見せる。
準決勝で組み合わせ変更により時間超人組との対戦が決定し、ソードデスマッチで戦う。試合の最中、時間超人の猛攻を受けるマンモスマンを、完璧超人の信念に背き2度に渡って救う行動に出た上に、悪になり切れない心境を露呈する。結果として、その姿に失望したマンモスマンが再度裏切り(ダブルクロス)を実行し、クロス・ボンバーを誤爆させられ利き腕を完全破壊された上に、試合放棄<ref>マンモスマンは『アブソリュート・フェニックス(絶対的な知性)』を提唱するフード姿の謎の人物([[キン肉マンスーパー・フェニックス]]らしき示唆描写あり)と共に去っていった。</ref>。孤立無援となったネプチューンマンは再び正義と友情の心を自覚し、目的達成のために利用していた元パートナーのセイウチンをはじめ、今まで顔の皮を剥いだ新世代超人たちに謝罪するも、時間超人の死時計の刻印を受けて敗北した。心肺停止後、見せしめに火山口に放り込まれるが、カオスの捨て身の行動とウォーズマンのデバイスで蘇生した<ref>ウォーズマンはネプチューンマンと再戦した際に、その堕落ぶりを批判したが、密かにネプチューンマンも無自覚だった悪になり切れない心境と身体の異常を見抜き、アリサだけでなくネプチューンマンも救うためのデバイスを残した。</ref>。カオスから21世紀での後進正義超人の指導を託され、復活が近い20世紀ネプチューンマンとの対消滅も避けるために、カオスのエキゾチック物質により現代世界へと帰った。その際に『この世にひとつだけ完璧なものがあるとすれば、それは正義超人界の友情だ』と再度言い残す(なおこの行動の犠牲としてカオスは死亡し、決勝戦に出場できない事態となる<ref>タッグ編最終回にて奇跡の球根(トロフィー球根)を万太郎から与えられ復活はした</ref>)。
 
II世でのネプチューンマンは全体的に迷走しており、作中の行動だけでなく旧来の設定にも矛盾が生じている。作者自身も自著で原因として自分自身の老いと焦りがネプチューンマンに如実に反映されてしまい、またネプチューンマンの迷走がキン肉マン、ウォーズマン、マンモスマン、カオスといった主要キャラを巻き込み、足を引っ張る展開になったことで、結果としてこのシリーズ全体の低迷に繋がったと反省の意を述べている<ref>ゆでたまご・嶋田隆司「第二章 火事場の友情パワー 自分が生み出した超人の力もまた信じる」『火事場の仕事力』ワニブックス 、2012年4月25日、ISBN 978-4-8470-6531-6、96-97頁。</ref>。
 
=== 主要対戦成績 ===
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