「実験ノート」の版間の差分

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このような運用上の困難がいくつもあるが、この点に関して[[埼玉医科大学]]の岡崎康司教授は以下のように述べている。「ノートだけで記録しきれない情報は多いが、個々人に方法を任せている現状が問題を引き起こしている」<ref name=kyodo/>「誰もが実験を再現できるような、研究内容をいつでも確認できるような厳格なノートの書き方を理解した上で、現場のニーズに合わせて運用するのが良い」<ref name=kyodo/>つまり、運用の支障とならないよう注意しながらも、実験ノートの要件定義と、最低限守るべきことを明確にしたうえで、自分勝手な方法ではなく周囲や第三者の了承を得ながら実験ノートを作成/運用することが求められる。
 
== “ワーキングメモリ”としての機能 ==
多くの場合において、実験ノートは、単なる記録媒体としての役割の他に、実験者の[[ワーキングメモリ]]や[[計算]]帳あるいは[[TODOリスト]]としての役割も担う<ref name=kokorogamae/>。