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'''噴式春嵐'''(ふんしきしゅんらん)とは[[架空戦記]]『[[紺碧の艦隊]]』に登場する架空の水上戦闘機である。母艦改装に伴って配備された新型の噴式(ジェット)戦闘機。名前こそ春嵐を襲名しているものの、後述する噴式蒼莱のような春嵐の噴式型ではなく、全くの新設計の機体である。原作表紙絵では双ブーム形式でかつエンテ式という極めて特異な外観であり、フロート形式の水上機。コミック版ではXF2Y-1に尾翼と先尾翼を付加したような外観であり、水上スキー形式を採用している。マダガスカル島のドイツ軍電探基地を奇襲爆撃したのが初の実戦使用であり、この時、『[[特潜伊601 富嶽号]]』艦載機の雷洋を軽く追い越し、ドイツ軍航空機を一掃しジェット機としての性能を見せつけた。
 
本機は母艦『潜伊500型』の照和20年の第一次改装に合わせて配備された新型水上戦闘機である。後に雷洋に代わって『[[特潜伊601 富嶽号]]』の艦載機としても使用されている。双ブーム形式と[[エンテ型飛行機|エンテ型]]の併用という、極めて特異な外観を持つ。前世計画機「[[閃電_(航空機)|十七試局地戦闘機・試製閃電]]」、あるいは試作高高度防空戦闘機「[[キ94_(航空機)|立川 キ94]]」(共に双ブーム胴形式の試作戦)を、前後逆にし胴部をフロート化した噴式戦闘機として後世に蘇らせた機体と言えるかもしれない。
 
原作で諸元についての言及などは、第六巻「巻末資料」以外ほとんど無かったが、後に[[徳間書店]]より刊行された「大公開!『紺碧の艦隊』超丸秘ファイル」において、『主発動機は泰山航空工業製ワルター噴進機<ref>第六巻「巻末資料」記述では、(使用燃料から)『一般的なジェットエンジン』搭載での設定と思われる。</ref>、耐電波塗装による初歩的なステルス化が図られていた』とされた。『初期機体は高空においてバフェットを起こしパイロットの評判は今一つだったモノの、約3トンに及ぶ推力は有無を言わさぬ戦闘力を与え、長く本格的噴進機として一線で活躍し続けた』ともしている。しかし、翼上面に設けられたハードポイントへ『後方に向けて』搭載された誘導噴進弾など、原作仮想機の中で設定の折り合いが最も難しい機体となってしまった。