「ローマ字論」の版間の差分

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<!--同じころ日本ローマ字会では、訓令式ローマ字で長音を表す字上符(â, î, û, ê, ô)が、実用では省かれたり、ワープロやパソコンでのローマ字書きの障害になっているとして、これを使わない試みを始めた。その中で[[現代仮名遣い]]に基づくローマ字綴りの実用を試み、[[1999年]]正式な綴りとして採択。「[[99式ローマ字]]」と名づけ、以来提唱している。一方日本のローマ字社はあくまで訓令式を守り、今日に至っている。-->
=== アメリカ教育使節団報告 ===
[[第二次世界大戦|第二次大戦]]後に日本を占領した[[連合国軍最高司令官総司令部]]({{Lang|en|GHQ/SCAP}})は、1946年(昭和21年)3月30日にアメリカ教育使節団に日本の教育改革案[[アメリカ教育使節団報告書#第一次教育使節団報告書|第一次教育使節団報告書]]を作成させた。そこには日本語に使用される文字数(特に[[漢字]])が異常に多いために日本語の習得は困難であり、それは日本の[[民主化]]を遅らせると考え、文字数を減らすために日本語の主たる表記をローマ字とすべきだと主張した。当時の新聞社にも賛成のものが多かった。印字が楽になるからである。その後、{{Lang|en|GHQ/SCAP}}は日本の[[識字率]]の調査を行ったが、識字率が高かったため、結局ローマ字論は実行に移されなかった。
 
== 脚注 ==
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{{DEFAULTSORT:ろおましろん}}
[[Category:日本の言語政策]]
[[Category:日本語の転写と翻ラテン文表記]]