「マチェテ」の版間の差分

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[[画像:MacheteSV.jpg|thumb|250px|[[エルサルバドル]]において使用されているマチェーテ]]
'''マチェテ'''(machete)は、[[ラテンアメリカ|中南米]]の現地人が使う[[山刀]]の[[スペイン語]]による呼称である。'''マチェット'''、'''マシェット'''は、同様の刃物に対する[[英語]]による呼称である。
 
この種の刃物は広く世界的に分布し、その呼び名もまちまちであるが、本項においては広く世に知られている「マチェーテ」、「マシェット」として説明をする。
 
== 概要 ==
主として[[農業]][[林業]]で用いられる刃物で、代表的なものとして、
#[[カリブ海]]や[[ラテンアメリカ|中南米]][[東南アジア]]など[[熱帯雨林]]でブッシュ(藪)を刈り払いながら進むために長く薄く作られたタイプ
#[[サトウキビ]]畑や[[バナナ]]園、[[ヤシ]]園などにいて、農作物の収穫に用いる道具として刀身が短く作られたタイプ
#密林地帯などを戦場として派遣される[[兵士]]に支給される官給品
などがあり、それぞれの用途に応じて刃長・ハンドル素材・形状などには多くのバリエーションがある。
 
マチェーテの刀身は通常の刃物より粘り強くなるように[[焼き戻し]]の[[熱処理]]が強めに施されており、小型の[[ナイフ]]などに比べて刀身が柔らかく、折れにくいように作られている。
 
また、高価な鑑賞用のマチェーテも少数ながら存在するが、大半は過酷な作業に使うための実用品であり消耗品であるため、対象物を切断する性能(いわゆる切れ味)に対するユーザーの要求(非[[ステンレス鋼]]は防錆性以外の諸特性が良い){{要出典|date=2009年3月}}と販売価格とのバランスである[[コストパフォーマンス]]の問題から、用いられる鋼材は[[炭素鋼]]が大半を占め、高価なステンレス鋼の製品を実際の作業に使用する事は少ない。
 
[[]]用の官給品として納入実績のある'''ONTARIO'''社製のマチェーテも炭素鋼で作られた製品であるが、防錆性と戦闘時の被視認性の観点からエッジ(刃体)以外は艶消しで黒くコーティングされており、必要に応じて[[オリーブドラブ|OD]](オリーブドラブ)色や各種[[迷彩]]色に塗り替えられて使用される事もある。
 
[[ロシア]]の[[特殊部隊]][[スペツナズ]]においても独特の形状のものが[[兵士]]に支給されている。
 
== 日本におけるマチェーテ ==
=== 日本で流通している主なマチェーテ ===
写真の2本の長さのものが一般的で、各社とも長めのものと短めのものがある。
*'''PRECISION Machete'''は、サヤが布製の短刀タイプ。 形状はスタンダードなものである。ONTARIOよりも刀身が厚いので撓まない。グリップは[[]]製なので、自分の手に馴染むように加工しやすい。
*'''ONTARIO US Machete'''は、[[アメリカ軍|米軍]]も使用しているジャングルマチェーテで、写真は全長59cmのもの。グリップは[[樹脂]]製で滑り易く、実用を重視するユーザーはグリップにラケットの滑り止めテープを巻くなどのテーピングを施す事が多い。また、樹脂製の鞘の場合はパラシュート・コードなどを巻いておき、毒蛇などに噛まれた場合の止血帯代わりや、軍用ポンチョを用いての簡易テント設営などに利用する。刃の峰(背)に鋸歯状の加工が施されている物と、そうでない物があるが、すぐに目詰まりするなど鋸歯の能力は本来の[[鋸|ノコギリ]]と比較した場合、概して低いものが多い。
 
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画像:PRECISION Machete.JPG|PRECISION Machete
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