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== 概要 ==
[[ヌビア]]の[[フィラエ神殿|フィラエ島]]や[[ナイル川|ナイル]]河畔の[[サイス]]に大規模な神殿があったことで知られる。外見は[[トビ]]あるいは背中にトビの翼を持った女性として表される。後に[[ハトホル]]女神に代わって信仰を集めるようになると、頭部にハトホル女神から受け継いだ牛の角と太陽円盤を持った女性としても表されるようになる。さらに後には[[デーメーテール]]のシンボルである[[松明]]や[[麦の穂]]を持った女性としても現されるようになる。セトに殺されバラバラにされたオシリスの遺体を集めて(ただし男根は見つからなかった)繋ぎ合わせて復活させるなど、生と死を操る強大な魔力を持つ。
 
イシス信仰は、エジプトで[[ムト]]女神や[[ハトホル]]女神に代わって信仰を集め、紀元前1千年紀に地中海沿岸全域に広がった。[[ギリシャ]]では、イシスは、[[デーメーテール]]、後には、[[アプロディーテー]]と同一視された。[[共和政ローマ|共和政]]末期に[[ローマ]]へ持ち込まれて発展し、200年頃にはほぼ[[ローマ帝国]]全域で崇拝された。