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とあらわされる。
 
他の条件が同じならば、翼幅が大きく、アスペクト比が大きい飛翔体のほうが、[[翼端渦]]の影響が小さくなり[[誘導抗力]]が減少するため、飛行に必要なエネルギーが小さくてすみ、効率的である。しかし、翼の長さは材料と構造の強度によって制限される。また、翼幅が大きいと飛翔体の前後軸まわりの[[慣性モーメント]]が大きくなるため、素早い横転(ロール)ができず、機動性が低下する。そのため、[[戦闘機]]や[[曲技飛行]]機、また[[猛禽類]]のような鳥類では、機動性を増すために、短めの翼幅であることが多い。一方で、長距離あるいは長時間にわたる効率的な飛行を主眼とする[[旅客機]]や[[輸送機]]・[[貨物機]]、高高度[[偵察機]]、あるいは[[渡り鳥]]や[[海鳥]]などでは、アスペクト比の大きな細長い翼を備えることが多い。動力を備えない[[滑空機]](グライダー)や、人間の脚力を動力とする[[人力飛行機]]もアスペクト比が大きい。鳥類の場合、飛行状態によって翼をたたみ、翼幅(アスペクト比)をある程度変えることも可能である<ref>{{Cite journal
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