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[[和装]]用語のひとつで、糸の段階で染め、その染めた糸を用いて織りあげる生地。色の付いた糸を、配置を計算して織り上げることで、様々な模様を織り出す。(無地のものもある)。[[絣]]模様、[[西陣織]]、[[博多織]]などが有名。縞模様も通常は先染めであり、縞帳という見本帳が作られ、各家庭や問屋で継承されていた。
なお、例えば、京都の丹後産の繻子織は[[後染め]]、京都市の西陣産の繻子織は先染めというように、同種の織り方でも産地によって染めの手順は異なることがあり、注意が必要である。
糸の配置を精密に計算・設計・実行しなければならないため、[[ジャード織機]]が登場するまでは、職人の高い技術に拠る手法であり、非常な手間と時間がかかった。[[和服]]において、織りの方が染めよりも格が高いとされるのは、このような希少価値の流れを引きずっている可能性がある。
だが、ジャガード織機の登場と、さらにはコンピューターの活用により、現在では機械で容易に大量生産ができるようになり、職人の高い技術は使われることがなくなり、現在では既に喪われたに等しい。